本願寺台湾別院(ほんがんじたいわんべついん)は、台湾台北市万華区(旧:新起町)にかつて存在した浄土真宗本願寺派の別院である。通称「西本願寺」。
本願寺台湾別院 | |
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所在地 | 台湾台北市万華区 中華路一段176-243号 |
位置 | 北緯25度2分24.79秒 東経121度30分24.12秒 / 北緯25.0402194度 東経121.5067000度座標: 北緯25度2分24.79秒 東経121度30分24.12秒 / 北緯25.0402194度 東経121.5067000度 |
宗旨 | 浄土真宗 |
宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
寺格 | 別院 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 明治29年(1896年) |
歴史
日本統治時代の明治29年(1896年)に「本願寺布教所」として建立され、同34年(1901年)に「台北別院」と公称した。昭和4年(1929年)に「台湾別院」と改称した。
戦後、廃寺となり、1975年に本堂をはじめ、ほとんどの建物が焼失してしまった。
2006年に台北市政府によって残った鐘楼、樹心会館が市定古跡、輪番所、遺跡(参道、本堂、御廟所)が歴史建築に指定された。
現在、西本願寺の跡地は、史跡公園として整備され、鐘楼や樹心会館、輪番所、本堂の基壇などの復元工事が進められている。復元された鐘楼が2013年に公開されたが、鐘が本物ではなく新たに造られたものとわかり、税金の無駄遣いと批判が集まった[3]。
アクセス
脚注
関連項目
参考文献
- 『真宗本派本願寺台湾開教史』、真宗本派本願寺台湾別院、1935