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木元ゆうこ

木元ゆうこ（きもと ゆうこ、1967年1月5日 - ）は女優・歌手。福岡県福岡市出身。本名は木元 優子（きもと ゆうこ）。木元優子、樹本由布子の芸名での活動歴もある。

来歴

福岡市博多で生まれ[1]、両親の離婚により[1]2歳から母親の実家で祖父母と4人で暮らす[2]。明るく活発な性格で小学校生活を送った。高校は最初目黒学園女子商業高等学校（現・多摩大学目黒高等学校）に入学[1]、芸能界デビューと共に堀越高等学校に転校後、高等学校通信教育を修了。

中学2年の8ヶ月間不登校となるが、母親と友人に救われ中学3年からの1年間で明るい性格を取り戻す。中学卒業間際、母親に連れられ1982年3月17日のザ・タイガースの復活コンサートに行った際、ポリドールレコードのディレクターにスカウトされる[3][4]。これをきっかけに、1983年5月1日、ポリドール30周年記念女性アイドル歌手の木元ゆうことしてシングル「チェリーガーデン（桜の園）」で大々的にデビュー。事務所は「テンパープロダクション」に所属[3][4]。デビューキャッチフレーズは、「ときめいて、謎めいて16歳」[3]。その年の新人賞レースに向け強力にプッシュされ、ベーコンエッグバーガーのCMに出演したり、プロモービデオも発売する。オリコン最高124位。シングル2枚のリリースに留まった。1984年、映画月の夜 星の朝出演している。

1985年、樹本由布子に改名し、日本コロムビアよりシングル「べつにシンドローム」で再デビュー。イメージビデオ『美少女シリーズ 18才・大人未満』も発売される。同年8月公開の映画『ブレイクタウン物語』で、佐藤浩市との大胆な濡れ場を披露。

他の出演作に、中山美穂主演の『夏・体験物語』、本田美奈子主演の月曜ドラマランド『微熱 MY LOVE』、『毎度おさわがせします』、『ザ・スクールコップ』『トライアングルブルー』などのテレビドラマがある。1988、89年にはヌード写真集『樹本由布子写真集』や、イメージビデオ『今夜はSO LONG』も発表した。

堀越高校では、早見優、堀ちえみ、松本明子、原真祐美などが同級生であった。また、同年歌手デビュー83年組には、堀越学園で同級生の松本明子、原真祐美の他、大沢逸美、徳丸純子、小林千絵、THE GOOD-BYE、岩井小百合、森尾由美などがいた。

芸能活動を休止中はカメラマンのアシスタントを経験後、2年8ヶ月のバックパッカーひとり旅に出る。旅の途中インドでパスポートと持ち金を全て盗まれ途方に暮れている所に現在の夫と出会う。

1996年に結婚し専業主婦に専念していたが[5]、2014年、俳優倶楽部サイアンと専属契約を結び、芸名をデビュー当時の木元ゆうこに戻し芸能界へ復帰する。舞台を中心に女優としてまた近年では歌手活動もしている。

2018年11月19日、20日、東京銀座博品館劇場にてデビュー35周年を記念して、同期デビューの大沢逸美、森尾由美、桑田靖子、松本明子、徳丸純子、小林千絵を集めライブイベント～不作と言われた私たち「お神セブンと申します」～を開催[6]。

2023年5月1日のデビュー40周年記念日にはさくらFMの『SakuっとLa・ら・Ra 西宮』に1時間にわたり生出演した[7]。


ディスコグラフィ

シングル

# 発売日 A/B面 タイトル 作詞 作曲 編曲 規格品番
木元ゆうこ 名義
ポリドール・レコード
1 1983年
5月1日		 A面 チェリーガーデン（桜の園） 阿木燿子 中村泰士 川村栄二 7DX-1230
B面 聖女じゃない
2 1983年
8月10日		 A面 ペガサス・ハネムーン 鈴木キサブロー 萩田光雄 7DX-1255
B面 美少女メーカー
樹本由布子 名義
日本コロムビア
3 1985年
5月21日		 A面 べつにシンドローム 金井麻理子 樫原伸彦 新川博 AH-594
B面 プレイタイム 冬杜花代子 松田良

アルバム

オリジナル・アルバム

1. 「矛盾期」（1983年6月1日／28MX-1133）[8]
  • SIDE A
  1. 矛盾期
    作詞：有川正沙子／作曲・編曲：馬飼野康二
  2. ルシアン
    作詞・作曲：久保田早紀／編曲：若草恵
    ※原曲歌唱：久保田早紀
  3. ぬれたTシャツ
    作詞：康珍化／作曲：米倉良広／編曲：鷺巣詩郎
  4. 聖女じゃない
    作詞：阿木燿子／作曲：中村泰士／編曲：川村栄二
  5. Sentimental Rain
    作詞：有川正沙子／作曲・編曲：馬飼野康二
  • SIDE B
  1. 素敵なSHY BOY
    作詞：山川啓介／作曲：久保田早紀／編曲：若草恵
  2. チェリーガーデン（桜の園）
    作詞：阿木燿子／作曲：中村泰士／編曲：川村栄二
  3. 5月10月ロマンス
    作詞：康珍化／作曲：米倉良広／編曲：鷺巣詩郎
  4. 悲しみはAタイプ
    作詞：阿木燿子／作曲：中村泰士／編曲：川村栄二
  5. 好奇心ゲーム
    作詞：阿木燿子／作曲：中村泰士／編曲：川村栄二

出演

テレビドラマ

テレビ番組

Vシネマ

  • 青春ぽるのぐらふてい ジャック＆ベティ（1985年、和泉聖治監督）
  • 影と呼ばれた男た(影と呼ばれた男たち)（Vシネマ）殺された社長の妻・金子由美子役　（2020年、片岡修二：監督）

映画

  • 1988年　日米合作「TOKYO-POP」　主人公ダイヤモンドユカイの妹役　（フラン・ルーベル・クズイ：監督・脚本）
  • 1984年　月の夜 星の朝（(石山昭信)監督）
  • 1985年　ブレイクタウン物語（(浅尾政行)監督） 主演　めぐみ役（相手役・佐藤浩市）
  • 2015年　悼む人（天童荒太：原作、堤幸彦:監督）

舞台

  • 劇団風斜「日本漂流記　〜「ひょっこりひょうたん島」異聞〜」パトラ役（2017年9月1日～9月3日、神戸アートビレッジセンターにて公演、(日下部佐理)脚本・演出）
  • 2018年　Team54「ちちいく～父逝く・・・～」長女・煕（ひろ）役 (名古屋 東建ホール・丸の内、大阪 YES THEATER、東京　新宿FACEにて公演、（前田耕陽脚本、川浪ナミヲ演出）
  • 2018年　同上再演　三越劇場にて。
  • 2017年　劇団風斜「クレイジー・フルーツ　―夢野Ｑ作とドグラ・マグラ―」 (（品川能正) 脚本、日下部佐理演出）
  • 2019年　劇団風斜「夜の来訪者」シビル・バーリング役、（Ｊ・Ｂ・プリーストリー脚本、日下部佐理演出）
  • 2019年　兵庫県劇団協議会50周年記念合同公演「大正七年の長い夏」宮田シゲ役（武田芳一原作、岸本敏朗演出）
  • 2021〜CM 高価買取「大吉」

イベント

  • 2018年　35周年イベント『☆83年組アイドル～不作と言われた私たち「お神セブンと申します』
  • 2021年　 『YUKO KIMOTO SPECIAL SPRING LIVE チェリーガーデン （桜の園）2021〜春風に愛をのせて』配信サイト(mahocast)マホキャストより初のソロライブを開催、オリジナルアルバム曲とcover曲を合わせ全10曲を歌った。

写真集

イメージビデオ

  • 木元ゆうこ ときめいて、あなたに決心
  • 美少女シリーズ 18才・大人未満（1985年6月、日本コロムビア）
  • 今夜はSO LONG -Tonight is So Long-（1989年、JVD）
  • 今夜はSO LONG -SEXUAL MATE SERIES-（1989年1月、ケイブンシャ）

脚注

  1. ^ a b c 『由布子の本。』「18歳・早すぎた自叙伝」より
  2. ^ “母の日のフルコース”. 木元ゆうこofficial Amebablog (2020年5月11日). 2021年5月8日閲覧。
  3. ^ a b c ラジオマガジン（モーターマガジン社）1983年7月号 p.132 -133 木元ゆうこ本人記事
  4. ^ a b BOMB（学研）1983年5月号 p.120 - 121
  5. ^ 「日刊ゲンダイ」2014年7月10日号記事「あの人は今こうしている」より
  6. ^ “不作の83年組アイドル７人合同で35周年イベント”. 日刊スポーツ. (2018年7月20日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201807200000073.html 2018年7月20日閲覧。 
  7. ^ “デビュー40周年”. 木元ゆうこofficial Amebablog (2023年5月1日). 2023年5月1日閲覧。
  8. ^ 2018年3月28日にCD版がリリースされた（規格品番：MSCL-61140）。

外部リンク

  • 所属事務所 俳優倶楽部サイアン 木元ゆうこプロフィールページ
  • 木元ゆうこのブログ - Ameba Blog
  • 木元ゆうこ (@yuko.kimoto) - Instagram
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