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望月新六

望月 新六(もちづき しんろく、生没年不詳)は、戦国時代武将信濃国の豪族・望月氏の家臣。望月信雅の弟。

滋野氏の名門・望月氏の庶流で、兄とともに宗家の望月昌頼に仕える。天文12年(1543年長窪城主・大井貞隆とともに武田信玄の侵攻に抗戦するが、敗れて長窪城が陥落。さらに同年、望月城が陥落したため、兄とともに(布引城)へ逃れる。以降も武田氏への抵抗を続けるが、天文17年(1548年)に兄・信雅は武田氏に降伏している。7月26日には信雅の被官が布引城の物見として派遣されたところを、殺害している。しかし結局翌年5月27日に駒井高白斎の説得により布引城を出て降伏し、29日に武田氏の元に出仕した。

出典

  • 平山優『川中島の戦い』学研M文庫、2002年
  • 田中豊茂「信濃中世武家伝」信濃毎日新聞社 2016年
  • 柴辻俊六、平山優、黒田基樹、丸島和洋『武田氏家臣団人名辞典』東京堂出版、2015年
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