望月寒川(もつきさむかわ)は、石狩川水系月寒川支流の北海道札幌市を流れる一級河川である。「モ」はアイヌ語で「小さい」という意味で、月寒川の支流を意味する。月寒の漢字表記は、アイヌ語由来の地名「ツキサップ」への当て字である。明治期はそのまま「つきさっぷ」と読ませていたが、1940年代前半に字面に従って「つきさむ」に変更になった。開拓時は「最月寒川」と表記されていた。
地理
北海道札幌市豊平区西岡の低い丘陵地に源を発する。北から北北東に流れて白石区に入り、さらに北東に進路をとり、月寒川に合流する。流路の大半は市街地で、河川敷を持たない小さな川である。
略歴
明治期の望月寒川は多少の雨ですぐ氾濫した[1]、1960年代に河川改修工事が行なわれたが、現在も豪雨があると溢れることがある。最近でも、3・4月の雪解けの時期には増水し、溢れたこともある。
流域の自治体
外部リンク
望月寒川広域河川改修工事について。
- 札幌市公式ホームページ(望月寒川流域貯留浸透事業)。
- 建設グラフ2016年11月号。
脚注
参考文献
- 札幌市教育委員会・編『明治の話』(さっぽろ文庫26)、北海道新聞社、1983年。