有賀 夏紀(あるが なつき、女性、1944年7月15日[1] - )は、日本の歴史学者。埼玉大学名誉教授。元アメリカ学会会長(2008年 - 2010年)[2]。専門はアメリカ社会史、現代史。アメリカ社会史を日本に紹介した第一人者である[2]。
『AERA』2004年2月2日号の「先生で選ぶ良い大学」メディア発信度の高い文系教員50人リストに掲載された。
略歴
東京都出身[2]。お茶の水女子大学附属高等学校[2]を経て、1968年お茶の水女子大学(文教育学部)卒業[2]。1970年東京大学大学院社会学研究科修士課程修了[2]。国際教養学修士(東京大学)。1971年カリフォルニア大学バークレー校留学[2]。歴史学MA(カリフォルニア大学バークレー校)。1983年新渡戸フェロー奨学金を得て、スタンフォード大学の研究員として渡米し[2]、同大学歴史学部大学院博士課程に進学[2]。1985年帰国[2]、1996年歴史学Ph.D.(スタンフォード大学)[2]。
1978年東京大学教養学部アメリカ分科助手[2]、1980年埼玉大学教養学部講師[2]、1982年同助教授、1986年同教授。2000年大正大学客員教授。2010年埼玉大学を定年退職[2]、同大学名誉教授。
受賞歴
著書
単著
共著
共編著
- (油井大三郎)『アメリカの歴史――テーマで読む多文化社会の夢と現実』(有斐閣, 2003年)
- (能登路雅子)『史料で読むアメリカ文化史(4)アメリカの世紀――1920年代-1950年代』(東京大学出版会, 2005年)
- (久保文明)『シリーズ・アメリカ研究の越境(4)個人と国家のあいだ「家族・団体・運動」』(ミネルヴァ書房, 2007年)
訳書
- ウィリアム・L・ニューマン『アメリカと日本――ペリーからマッカーサーまで』(研究社出版, 1986年)
- リンダ・K・カーバー, ジェーン・シェロン・ドゥハート編『ウィメンズアメリカ』(ドメス出版, 2000年)
論文
関連項目
脚注
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.296
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “有賀夏紀さん | 『ジェンダー研究を継承する』アーカイブ特設サイト | ジェンダー社会科学研究センター”. gender.soc.hit-u.ac.jp. 一橋大学大学院社会学研究科. 2022年8月19日閲覧。