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日記の家

日記の家(にっきのいえ/にきのいえ・日記之家)とは、先祖代々の手による家の日記((家記))を伝蔵した公家の呼称。 「日記の家」の代表格は小野宮流藤原氏[1]及び(高棟王流)桓武平氏[2]である。他にも勧修寺流藤原氏が同様の家柄であったとされ、皇室摂関家などにも同様の機能が存在していた。

概要

10世紀外記局弁官局などが持っていた律令制における公文書管理組織が解体していくと、儀式や公事の作法・判断の典拠として日記に記された先例故実の校勘に求めるようになり、そうした日記を多く所持していた家系がそれを理由として先例故実の家柄として公家社会において重要視されるようになった。こうした家々は院政期の頃から音楽の家柄である「楽の家」や武門の家柄である「弓馬の家」に倣って「日記の家」と呼ばれるようになった。

日記の家では歴代の当主が単に日記を執筆したり所持するだけでなく、家記から写本抄本、(部類記)の作成や内容の研究を通じてそこに書かれた有職故実の内容を吸収するとともに、家記の喪失を防いで朝廷の官吏あるいは摂関家家司家礼として奉仕できる体制を整えることで家名の安定を図っていった。そのため、中世の公家社会においては日記の家に限らず、その家に相伝された家記は「知識的基盤」として、「経済的基盤」である家領とともに家産の主要部分とされ、その家の後継者(嫡男)に充てられた譲状置文などによってその重要性や取り扱いについて記されるようになった。

日記の例

小野宮流藤原氏

桓武平氏高棟流

勧修寺流藤原氏

脚注

  1. ^ 中右記』寛治5年11月12日条ほか
  2. ^ 今鏡』すべらぎの下

参考文献

  • 西村隆「日記の家」『日本古代史大辞典』 大和書房2006年、(ISBN 978-4-479-84065-7)。
  • 橋本義彦「日記の家」『国史大辞典 11』 吉川弘文館1990年、(ISBN 978-4-642-00511-1)。
  • 松薗斉「日記の家」『平安時代史事典』 角川書店1994年、(ISBN 978-4-040-31700-7)。
  • 松薗斉『日記の家-中世国家の記録組織-』 吉川弘文館1997年、(ISBN 4-642-02757-2)。


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