日石丸(にっせきまる)は、かつて日本石油(現:ENEOS)の子会社である東京タンカー(現:ENEOSオーシャン)が所有・運航した日本船籍の原油タンカー。
概要
石川島播磨重工呉工場(現:ジャパン マリンユナイテッド呉事業所)で建造され、1971年の竣工時はそれまで世界最大であった「ユニヴァース・アイルランド」級6隻を抜き世界最大であったが、1973年に「グロブティック・トーキョー」に抜かれた。また本船は日本の外航船では初めて女性船員が乗船した。竣工後、鹿児島県の日本石油基地株式会社喜入基地とペルシャ湾間の原油輸送に従事したが、1985年に函館で解体された[1]。
脚注
- ^ 解体にあたっては、大量の鉄くずが市場に出ることで価格を下げないように調整した、と伝えられる。
参考文献
- 船舶技術協会『船の科学』1971年10月号 第24巻第10号
- 船舶技術協会『船の科学』1972年1月号 第25巻第1号
- 海人社『世界の艦船』1995年8月号 No.499
外部リンク
- Nisseki-Maru