日本手話語族(にほんしゅわごぞく、Japanese Sign Language (JSL) family)は手話の語族である。日本手話、韓国手話、台湾手話が含まれる。これら3種の手話の相互間のコミュニケーションはほとんど難しくない[2]。
歴史
京都の学校で1878年に最初に記録され、隣国の朝鮮と当時植民地であった台湾にも広がった。台湾手話と日本手話の間では語彙の約60%が共通している[2]。
台湾手話の歴史
日本統治時代の台湾において、1915に台南、1917年に台北に聾学校が設立され、日本の聾教師によって日本手話がもたらされた。この期間の台湾手話は日本手話と同じ言語であった。1945年、台湾が中華民国に接収されるが、引き続き日本手話が教えられていた。しかし後に、中国大陸で話されていた(中国手話)に影響され続け、さらに数十年の分離によって、台湾手話は日本手話から離れていった。[3]
脚注
- ^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “JSLic”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History
- ^ a b Fischer, "Variation," p. 501., p. 501, at Google Books
- ^ Wayne H. Smith (2005). “Taiwan Sign Language Research: An Historical Overview”. Language and Linguistics 6 (2): 187-215.