於美阿志神社(おみあしじんじゃ)は、奈良県高市郡明日香村にある神社。式内社で、旧社格は村社。
於美阿志神社 | |
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所在地 | 奈良県高市郡明日香村檜前594 |
位置 | 北緯34度27分23秒 東経135度48分8秒 / 北緯34.45639度 東経135.80222度座標: 北緯34度27分23秒 東経135度48分8秒 / 北緯34.45639度 東経135.80222度 |
主祭神 | 阿智使主神夫妻二柱 |
神体 | 木造座像[注釈 1] |
社格等 | 式内社(小) 旧村社 |
創建 | 不詳(宣化天皇の崩御直後か) |
本殿の様式 | 流造銅葺 |
例祭 | 10月9日 |
地図 | 於美阿志神社 |
祭神
歴史
第15代応神天皇の代に渡来した阿智使主の居住地跡で、東漢氏の氏寺とされる檜隈寺の跡地に建つ。阿智使主とその妻を祭神としており、東漢氏の氏神である[1]。江戸時代には「御霊明神」とも呼ばれていた。
江戸時代までは道を隔てた西側に位置していたが、明治40年(1907年)に檜隈寺金堂跡に社務所の西側にあった本殿が遷座した。
境内
- 宣化天皇(檜隈廬入野宮)趾碑
- 史跡桧隈寺講堂跡地
摂末社
- 八阪神社
- 春日大明神
- 富士大権現
- 金比羅大権現
- 鎮守大権現
- 稲荷大明神
- 蔵王大権現
祭事
- 連座祭 - 5月15日
- 秋祭 - 10月9日
文化財
重要文化財
- 於美阿志神社石塔婆 附 供養具(ガラス製小壺、青白磁合子、蓋付四耳壺)
- 1909年年4月5日指定(附は1970年6月17日追加指定)[2]。平安後期に造られたと考えられる十三重石塔であり、現在は石塔が一部損壊しているため十一重となっている。
現地情報
- 所在地
- 交通アクセス
参考文献
- (日本の神社研究会)『日本の神社100選:一度は訪れたい古代史の舞台』宝島社〈宝島社新書〉、2018年5月。ISBN (978-4-8002-8431-0)。
脚注
注釈
- ^ 夫神は1尺2寸、婦神は1尺1寸
出典
- ^ 日本の神社研究会 2018, p. 142.
- ^ “文化財”. 明日香村. 2019年9月13日閲覧。
関連項目
- 飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群
- (檜隈廬入野宮)
- 檜隈寺跡
- 阿智神社 (阿智村)
- 安仁神社
- 阿智神社 (倉敷市)
- (阿志神社)
外部リンク
- 檜隈寺跡/於美阿志神社 (公益財団法人 古都飛鳥保存財団)