新阪急ビル(しんはんきゅうビル)は、大阪市北区梅田の大阪駅前にかつてあったオフィスビルである。1962年1月23日に竣工[1]。
概要
地下2F~地上12Fまであり、過去には地下1、2階は「花の新阪急八番街」として飲食店などが、地上階にはクラレ大阪本社や大型書店ブックファーストが入り、夏季(5月上旬~9月中旬)は屋上で、ビアガーデン「野宴」が開設されていた。
「新阪急八番街」は、1962年の開業時の住所が北区梅田8番地だったことに由来する。阪急三番街(1969年開業)、阪急17番街(1972年開業)、阪急32番街(1977年開業)に先んじた、”番街シリーズ”の先駆けである[2]。
建て替え計画に伴い、新阪急八番街は2014年3月31日限りで閉店した。クラレは近隣に完成した梅田阪急ビルオフィスタワーに移転し、ブックファーストは2014年2月28日限りで、ビアガーデンも2013年夏限りで営業を終えた。
築半世紀以上を経て老朽化が進行しており、市道を挟んで北側にある大阪神ビルディング(阪神百貨店)と一体的に再開発(ビル名称は「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」[3])のため、2014年秋から取り壊し工事が始まり2015年夏に姿を消した[4]。