数値解析シンポジウム

この項目では、NAS (数値解析シンポジウム)について説明しています。他のNASについては「NAS」をご覧ください。

数値解析シンポジウム (NAS) は毎年日本国内で開催される数値解析の研究集会 (合宿形式) である（旧称は「数値解析研究会」）。ポスター発表セッションと口頭講演セッションからなる^[1][2][3][4]。日本応用数理学会と共催している。参加者は国内各地の大学教員およびその学生が中心である。

「日本応用数理学会」も参照

主要なテーマ

NASでは主に以下のテーマを扱っている^[1][2][3][4]。

• 数値線形代数 (en)
• 高性能計算 (HPC)
• 任意精度演算 (多倍長演算)
• 数値積分
• 求根アルゴリズム
• PDE/ODEの数値解法
• 計算幾何学
• 精度保証付き数値計算
• 暗号理論
• 数値流体力学

招待講演・特別講演

例年はポスター発表セッションと口頭講演セッションを行うが、年によっては招待講演・特別講演を実施することがある。例えば2017年は森正武を偲ぶ講演が行われ、二重指数関数型数値積分公式などについての解説が行われた^[3]。

出典

1. ^ ^{a b} 第48回数値解析シンポジウム（NAS2019）
2. ^ ^{a b} 第47回数値解析シンポジウム（NAS2018）
3. ^ ^{a b c} 第46回数値解析シンポジウム（NAS2017）
4. ^ ^{a b} 第45回数値解析シンポジウム（NAS2016）

関連項目

• SCAN (International Symposium on Scientific Computing, Computer Arithmetic, and Validated Numerics)、数値解析に関する国際研究集会
• 応用数学分科会、日本数学会で数値解析を管轄する分科会
• 日本応用数理学会

外部リンク

• 数値解析シンポジウムホームページ
• 平野菅保：「数値解析シンポジウム（旧数値解析研究会）」、応用数理、1991年1巻4号 p.345-347。