摩訶大大将棋・泰将棋
成ると教王。
相手の提婆(教王)を取った駒は、その場で駒を入れ替えて教王に成る[1]。
大局将棋
成ると教王。
元の駒 | 動き | 成駒 | 動き | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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提婆(だいば) |
| 右斜め前以外の方向に1マス動ける。 | 教王(きょうおう) |
| 全方向に駒を3個まで飛び越えて何マスでも動ける。 |
脚注
- ^ なお、これについては無明(法性)と共に『象棋六種之図式』の摩訶大大将棋の動きの特筆部分で明言されている((国書刊行会1915)p.202)が、「玉将相当の駒(玉将・自在天王・太子・王子)が提婆(教王)・無明(法性)を取った場合」はどうするのか(玉将相当の駒が他にない場合、本文通りに教王・法性と入れ替えると玉将相当の駒が盤上から無くなる。)については説明がない。
- ^ 『諸象戯図式』ではこの動きだが、『象戯図式』では斜め前、左、左斜め後ろに1マス動ける。『象棋六種之図式』(「雑藝叢書」による)の摩訶大大将棋では縦横、左斜め前、左斜め後ろに1マス動ける、泰将棋では縦、右、斜め前、左斜め後ろ(左横と右斜め後ろ以外)に1マス動けるとしている。
- ^ 『象戯図式』や『諸象戯図式』では、「狛犬と奔王をあわせた動き」と説明されている。
参考文献
- (梅林勲)・(岡野伸)共著『改訂版 世界の将棋・古代から現代まで』(将棋天国社、2000年)
- 国書刊行会 編『雑芸叢書』 1巻、国書刊行会、1915年、189-211頁2019年1月13日閲覧。 。