揖斐陣屋(いびじんや)は岐阜県揖斐郡揖斐川町(美濃国大野郡三輪)にあった陣屋である。元々は1343年(興国4年)に築かれ、1547年(天文16年)に廃城された揖斐城(城台山山頂)の麓に築かれた城(この城も揖斐城という)を改修した陣屋である。
概要
1600年(慶長5年)、関ヶ原の戦いで功績をあげた西尾光教が、曽根城から揖斐に移ったさい、旧揖斐城の麓に新たな揖斐城を築き、揖斐藩3万石をおこす。
1623年(元和9年)、揖斐藩2代藩主西尾嘉教が亡くなる。嗣子が無かったため揖斐藩は取り潰され、幕府領となる。
1631年(寛永8年)、旗本岡田善同(岡田将監)5,300石の領地となり、西尾光教が築いた揖斐城を改修。揖斐陣屋となる。揖斐陣屋は1868年(明治元年)まで存続する。
現在その跡地は揖斐小学校と民有地となり、石碑のみが残る。
所在地
- 岐阜県揖斐郡揖斐川町三輪北新町
交通機関
- 揖斐川町コミュニティバス「揖斐川町」バス停下車、徒歩5分。
- 養老鉄道揖斐駅より、徒歩25分。
脚注
- ^ 「歴史・文化」揖斐川町公式HP