戸崎 誠喜(とざき せいき、1910年(明治43年)3月18日[1] - 2006年(平成18年)7月3日)は、日本の実業家、伊藤忠商事社長・会長を歴任。熊本市新町出身。
経歴
- 1910年(明治43年) - 末吉の長男として生まれる。
- 1934年(昭和9年) - 東京商科大学(現、一橋大学)卒、伊藤忠商事へ入社。繊維製品担当として大阪船場で活動[2]。
- 1939年(昭和14年) - オーストラリア駐在。
- 1941年(昭和16年)8月 - 帰国。
- 1945年(昭和20年) - ハノイ支店長代理[1]。
- 1947年(昭和22年) - 福岡支店。
- 1948年(昭和23年)8月 - 東京支店繊維課長[3]。
- 穀物部長代理、東京支店長代理[1]。
- 1952年(昭和27年) -米国ポートランド駐在[1]。
- 1954年(昭和29年) - 伊藤忠アメリカ社長兼ニューヨーク事務所長。
- 1959年(昭和34年) - 取締役に就任。
- 1961年(昭和36年) - 代表取締役常務に就任。
- 1964年(昭和39年) - 帰国、代表取締役専務に就任。
- 1968年(昭和43年) - 代表取締役副社長に就任。
- 1974年(昭和49年)6月 - 代表取締役社長に就任[2]。
- 1983年(昭和58年) - 代表取締役会長に就任。
- 1987年(昭和62年) - 退任。
- 2006年(平成18年)7月3日 - 老衰のため自宅で死去、享年96[4]。死後、正四位に叙された。
- その他、いすゞ自動車顧問、(日本錦糸布輸出組合)理事長、日本貿易会副会長、経済団体連合会常任理事、(関税率審議会)・(国民生活安定審議会)各委員などを歴任した。
人物
若手の頃から海外駐在が長く、英語が堪能。海外駐在は通算で16年間に及んだ。1977年には、経営危機に陥っていた安宅産業を合併する。
受章・受賞
脚注
参考
- 『日本紳士録』第69版、交詢社、1986年。