「懐しきlove-song」(なつかしきラブソング)は、1985年5月22日に発売された坂本九のシングルレコードである。
概要
- 東芝EMI(現:ユニバーサル ミュージック合同会社)からファンハウス(現:ソニー・ミュージックレーベルズ アリオラジャパンレーベル)へ移籍した第1弾の作品として発売されたが、坂本九が日本航空123便墜落事故で逝去したことに伴い同社から発売された唯一の作品で生前発売した最後のシングルとなった。これ以降のアルバムなどは古巣のEMIから発売されているが、マスターテープはBMG JAPAN(2009年にソニー・ミュージックダイレクトが承継)が保有しており、EMIミュージック・ジャパン(現:ユニバーサル ミュージック合同会社)発売のアルバムに収録される場合は同社から借り受ける形となる。
- 1985年6月8日、A面曲「懐しきlove-song」により第6回NHK「古賀政男記念音楽大賞」入賞。なお、この曲は事故当日の8月12日に当時の(NHK505スタジオ)で収録され、坂本の生前最後の仕事となったNHK-FM放送での公開録音で最後に披露された曲である。従って、この曲は(オンエアされなかった「明日があるさ」を除き)彼にとって生前最後の歌声となった。この番組は同年9月1日に「秋一番 坂本九」として放送された。
- 坂本が死んでしまった只中、B面曲「心の瞳」は合唱曲として編曲された。坂本の葬儀では長女・大島花子がピアノで「心の瞳」を演奏して父を天国に送り出した[1]。
収録曲
関連項目
脚注
外部リンク
- 懐しきlove-song/坂本九 (歌詞)、歌詞検索サービス 歌詞GET。