歴史
1393年(明徳4年)、聖聡によって開山された。元々は増上寺の寺内にあったが、1761年(宝暦11年)に惇信院(徳川家重)の廟を造営するために赤羽橋付近に移転した。1950年(昭和25年)に現在地に移転した[1][2]。
境内には、「於竹大日如来」を祀る小堂がある。於竹大日如来は、江戸時代初期の人物で、本名「竹」(以降「お竹」とする)といい、佐久間家の奉公人であったが、自分の食事を貧しい人に施し、自分は流しの隅の網にかかった飯粒を食べるなど、つつましく信心深い人物であった。いつしか、お竹は大日如来の化身とされるようになった。お竹の死後、徳川綱吉の生母桂昌院は、お竹を称賛し、お竹が使ったとされる流し板を当院に奉納したという[3]。お竹の墓は東京都北区の善徳寺にある。
交通アクセス
- 赤羽橋駅より徒歩5分。
脚注
参考文献
- 東京市麻布区 編『麻布区史』東京市麻布区、1941年
- 山折哲雄 監修、槇野修 著『江戸東京の寺社609を歩く 山の手・西郊編(PHP新書)』PHP研究所、2011年
外部リンク
- 浄土宗 心光院 東京都港区の永代供養納骨堂浄緑の塔・法要など- SHINKOIN TEMPLE