歴史
文政年間(1818年 - 1829年)に徳円上人により開山された。
上人は文化13年(1816年)に阿波国に流化し、鳴門市、阿南市伊島のそとば嶽、吉野川市高越山の天狗嶽で修業を行った後、佐那河内の嵯峨の地を終焉の場所と定めたと云われている。阿波に徳円寺の位置は、密教系の寺院でないかと思わせる程、険しく狭い谷にある。寺院は嵯峨川の上流海抜700mの場所にある。
文政7年(1824年)に信者が協力して寺院を建立した。
徳円寺の石楠花
徳円寺は、石楠花の寺として知られており、俗に壁ヶ嶽と呼ばれている境内、前面の断崖、峭壁に、数百本の自生する石楠花が咲き、樹齢120年を越えるものも多い。4月末から5月初めに2~3mの樹上いっぱいに桃色の花が咲く光景はあでやかである。
徳円寺のシャクナゲ
アクセス
外部リンク
- 徳円寺と石楠花(佐那河内村)