康 永燮(カン・ヨンソプ、朝鮮語: 강영섭1931年10月15日 - 2012年1月21日)は、朝鮮民主主義人民共和国の宗教家、政治家。朝鮮基督教連盟中央委員会委員長、(祖国統一汎民族連合)北側本部副議長、祖国統一民主主義戦線中央委員会委員、(朝日友好親善協会)副会長、最高人民会議常任委員会委員などを歴任。韓国のキリスト教団体との交流を推進した。父親の(康良煜)は金日成主席の大叔父。
経歴
1932年、日本統治時代の朝鮮平安南道平壌府に産まれる。ソ連にあるレニングラード大学に留学。
1969年にルーマニア大使に、1971年にマルタ大使に任命された。1989年に朝鮮基督教連盟中央委員会委員長に就任し、死去する2012年まで23年間北朝鮮のキリスト教団体トップに立つ。1989年に朝鮮宗教人協議会副会長に就任。1990年に最高人民会議第9期代議員に選出され、第12期まで在職する。1991年に朝日友好親善協会副会長、祖国統一民主主義戦線中央委員会委員に任命された。1993年には祖国統一汎民族連合北側本部副議長に任命された。1997年には北朝鮮の宗教代表団としてアメリカを訪問し、偽造紙幣を持ち込んだことがアメリカ司法当局により発見された[1]。2002年5月17日には金剛山で訪朝した韓国のキリスト教信者と共に礼拝した[2]。8月14日には呂鴛九祖国統一民主主義戦線議長らと韓国を訪問した[3]。
2006年に金正日総書記((国防委員長))と韓国の金大中大統領の間で締結された6.15南北共同宣言の履行を目的とした6.15共同宣言実践北側委員会副委員長に就任した。2012年に心臓発作で死亡した。
人物
脚注
参考サイト
- 북한정보포털