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帝塚山中学校・高等学校(てづかやまちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、奈良県奈良市にある私立中学校・高等学校。
帝塚山中学校・高等学校 | |
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北緯34度41分44.2秒 東経135度45分1.2秒 / 北緯34.695611度 東経135.750333度座標: 北緯34度41分44.2秒 東経135度45分1.2秒 / 北緯34.695611度 東経135.750333度 | |
過去の名称 | 帝塚山中学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人帝塚山学園 |
理念 | 人間教育・個性を伸ばす教育、(建学の銘)子どもや若い人は学園の宝 |
設立年月日 | 1941年(昭和16年) |
創立者 | 森礒吉 |
共学・別学 | 男女別学(男女併学) |
中高一貫教育 | 準完全一貫制 |
課程 | (全日制課程) |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学科内専門コース | 男子英数コース(スーパー理系選抜クラス・英数クラス) 女子英数コース(スーパー選抜クラス・英数クラス) 女子特進コース(Ⅱクラス・Ⅰクラス) |
学期 | 3学期制 |
学校コード | C129310000049 (中学校) D129310000038 (高等学校) |
高校コード | 29502H |
所在地 | 〒631-0034 |
奈良県奈良市学園南3丁目1番地1号 | |
外部リンク | 帝塚山中学校・高等学校 |
(ウィキポータル 教育) ウィキプロジェクト 学校 |
「男女併学」と呼称する男女別学制を採用しており、授業および学級編成、教育課程は男女別で行い、その他の活動(クラブ活動の一部・学校行事の一部)は男女一緒に行うシステムが特徴[1]である。ただし、高校になると男女合同クラスが設けられる場合もある。
大半の生徒が中学校を経て高校まで在籍し、そのうち一部は付属の帝塚山小学校から内部進学した生徒である。高等学校からの生徒募集数はおよそ40人。小学校・中学校・高等学校からの生徒募集総数がおよそ340人なので、募集総数の8分の1を僅かに下回っている[2]。
概要
学校法人帝塚山学園は、大阪にある学校法人帝塚山学院(当時帝塚山学院高女などを運営)の創立25周年記念事業として、1941年(昭和16年)に設立された。当初、男子のための旧制中学校・旧制高等学校課程が一貫した旧制七年制高等学校が計画されたが、法律の制約等から旧制中学校(男子校)の財団法人帝塚山学園が設置されたのが始まりとなる。
設立当時はあやめ池遊園地内の航空博物館を仮校舎として、翌年に現在の場所に本校舎が竣工した。その後、2歳児教育施設から大学までを備えた総合学園に発展した。
学校法人帝塚山学園は学園前キャンパス・東生駒キャンパスに敷地が分かれているが、帝塚山中学校・高等学校は学園前キャンパスにある。最寄り駅は近鉄奈良線学園前駅。駅前南側すぐに学校があり、専用歩道橋を渡って1分である。現在大阪の学校法人帝塚山学院との交流は全くないが、女子の制服が似通っているため姉妹校としての面影を見ることができる。ただし、女子のネクタイは帝塚山学園色なのに対して、大阪の帝塚山学院はピンク色である。
一時期、スーパーイングリッシュランゲージハイスクール (SELHi) の文部科学省研究指定校であった。
設置学科・コース
- 男子英数コース
- スーパー理系選抜クラス(通称・S理)
- 英数クラス
- 女子英数コース
- スーパー選抜クラス(通称・S選)
- 英数クラス
- 女子特進コース
- Ⅱクラス
- Ⅰクラス
「男子スーパー理系選抜クラス」は国立大学理系学部を目指す25名1クラスの少人数制クラスであったが現在は入学時点で四十数名である。成績が基準を満たせば英数コース英数クラスからスーパー理系選抜コースへの変更は可能である。「英数」コースは、男女とも国公立大学を目指すコースである。女子は、「英数」以外に「特進」コースが設けられ、それぞれ異なるカリキュラムが組まれている。男女共、6年間のうちに数回、各コース間の変更の機会が設けられている。なお、2010年度(平成22年度)より、中学の女子「特進」「文理」の各コースは、「特進II」「特進I」という名称で募集が始まった。現在では、男女すべてのコースから(国公立大)を目指せるカリキュラムが組まれている。各コース共100名前後の生徒数で(ただし女子のほうが若干多い)、男子3, 4クラス・女子6, 7クラスが各学年の平均値である。
入試
先述の通り中高一貫校としての色彩が濃く、高校入試で若干名募集しているが、生徒のほとんどは中学校からの在籍である。
なお、中学入試・高校入試共に、第一希望のコースに不合格でも、条件を満たせば第二希望のコースに合格できる制度(回し合格制度)がある。男女とも複数回の受験が可能である。 中学入試には専願と併願がある。専願のほうが合格最低点は低く設定されているが、併願者と専願者の合格最低点の差は年度によって変動する。 中学入試の入試方式は度々変更がある。
併設の帝塚山小学校からの内部進学も可能だが進学に際し別に試験を受験しなければならない。また内部進学の際に受験する試験は実質的に専願である。
2017年度からWeb出願が可能となった。
行事
- 4月
- 始業式
- 入学式
- 新入生オリエンテーション
- 学園祭
- 遠足
- 保護者進路説明会(高校3年)
- 5月
- 第1回定期考査
- 創立記念日
- 保護者オリエンテーション(中・高1年)
- 6月
- 保護者会
- 高校コーラスコンクール
- 7月
- 第2回定期考査
- 個別面談
- 終業式
- サマーキャンプ(中学1年)
- 林間学舎(高校1年)
- 8月
- 海外研修(中学3年希望者)
- 9月
- 始業式
- 中学芸術鑑賞
- 高校球技大会
- 10月
- 第3回定期考査
- 体育祭
- 学年旅行(中・高2年)
- 遠足(中・高1・3年)
- 中学スポーツ大会
- 11月
- 保護者会
- 高校芸術鑑賞(1・2年)
- 12月
- 第4回定期考査
- 個別面談
- 終業式
- 1月
- 始業式
- 2月
- 中学コーラスコンクール
- 中学文化発表会
- 中学英語暗唱大会
- 高校弁論大会(1・2年)
- 高校英語スピーチコンテスト(1・2年)
- 高校卒業式
- 3月
- 第5回定期考査
- 中学卒業式
- 終業式
- 中学弁論大会
- サイエンスキャンプ(中学3年男子希望者選抜)
- アジアスタディツアー(中学3年女子希望者)
クラブ
中学では原則として、いずれかのクラブ(複数加入可)に入部するように指導している。高校では入部するかしないかは自由である。 ただし、中学のみ・高校のみのクラブ(体育部に多い)や、男女いずれかのみのクラブ(これも体育部に多い)もある。
- 中学校は文化系:25部(中高合同は24部)体育系:16部(中高合同は13部)
- 高等学校は文化系:25部(中高合同は24部)体育系:16部(中高合同は13部)
体育部
- 中学野球部(中学/男子)
- 高校野球部(高校/男子)<硬式>
- サッカー部(中学・高校/男子)
- 陸上競技部(中学・高校/男・女)
- 卓球部(中学・高校/男・女)
- 剣道部(中学・高校/男・女)
- 山岳部・野外活動部(中学・高校/男・女)
- バスケットボール部(中学・高校/男・女)
- テニス部(高校/男・女)<硬式>
- 体操部(中学・高校/女子)
- 水泳部(中学/女子・高校/男・女)<屋内プール使用>
- ダンス部(中学・高校/女子)
- 中学バレーボール部(中学・女子)
- 高校バレーボール部(高校/女子)
- ソフトボール部(中学・高校/女子)
- ソフトテニス部(中学・高校/女子)<軟式>
- バドミントン部(中学・高校/女子)
- テニス部 (高校/男子/女子)<硬式>
- ワンダーフォーゲル部(高校/女子)
文化部
- 美術部(中学・高校/男・女)
- 英語部(中学・高校/男・女)
- 書道部(中学・高校/男・女)
- 華道部(中学・高校/男・女)
- 茶道部(中学・高校/男・女)
- 日本舞踊部(中学・高校/男・女)
- 琴部(中学・高校/男・女)
- 吹奏楽部(中学・高校/男・女)
- コーラス部(中学・高校/男・女)
- 弦楽部(中学・高校/男・女)
- ギターマンドリンクラブ(中学・高校/男・女)
- ボランティア部 (中学・高校/男・女)
- 放送部(中学・高校/男・女)
- 中学演劇部(中学/男・女)
- 高校演劇部(高校/男・女)
- 理科部(中学・高校/男・女)<天文班・ロボット班・実験班>
- 家庭部(中学・高校/男・女)
- 地歴部(中学・高校/男・女)
- 園芸部(中学・高校/男・女)
- 写真部(中学・高校/男・女)
- 図書部(中学・高校/男・女)
- 数学研究部(中学/女子、高校/男・女)
- 映像部(中学・高校/男・女)
- 解放研部(中学・高校/男・女)
- 文芸部(高校/男・女)
沿革
- 1941年(昭和16年)1月31日- 財団法人帝塚山学院創立25周年記念事業として財団法人帝塚山学園創立及び帝塚山中学校設置を届出願
- 1941年(昭和16年)2月28日-財団法人帝塚山学園設立及び帝塚山中学校(旧制男子5年制)設置認可
- 1941年(昭和16年)4月1日-森 磯吉中学校長就任
- 1941年(昭和16年)4月10日-帝塚山中学校開校、入学式(新入生171人)森 磯吉学校長就任「あやめ池遊園地」内の航空科学館を仮校舎とする
- 1942年(昭和17年)1月10日-現在地に校舎完成、授業始まる
- 1942年(昭和17年)3月6日-関西急行電鉄「学園前」駅を設置
- 1944年(昭和19年)7月13日-戦時学徒動員令発令、三菱重工業名古屋発動機製作所へ中学4年生134人3年生175人動員
- 1945年(昭和20年)3月29日-第1回卒業式(卒業生163人)
- 1947年(昭和22年)
- 1947年(昭和22年)- 新制帝塚山中学校開校(男女併学)
- 1948年(昭和23年)- 帝塚山高等学校開校
- 1983年(昭和58年)- 帝塚山高等学校に英数コース設置
- 1993年(平成5年)- ACJCと姉妹校提携
- 1996年(平成8年)- 中学校に英数コース設置(コース別中高一貫教育開始)
- 2006年(平成18年)- 帝塚山中学校において、スーパー理系選抜クラスの募集開始(平成19年度入試)
- 2008年(平成20年)- 男子英数、女子英数、女子特進、女子文理の4コース設置
- 2010年(平成22年)- 女子特進II、Iコース設置
- 2011年(平成23年)- 創立70周年
- 2013年(平成25年)- 女子のコース改編 女子の英数コース スーパー選抜クラスの設置
- 2021年(令和3年)- 創立80周年
出身者
交通
脚注および参照
- ^ この他に男子部・女子部を設け、または男女併学もしくは男女別クラスを採用する私立中高一貫校としては、かえつ有明中学校・高等学校、國學院大學久我山中学校・高等学校、自由学園中等科・高等科、桐蔭学園中学校・高等学校、桐光学園中学校・高等学校、南山中学校・高等学校、明治学園中学校・高等学校などが挙げられる。
- ^ 『平成12年度版 全国注目の中高一貫校』(学習研究社、1999年8月発行)の「要注意! この学校には高校から入れない!!」のp.68にある図表のうち「1999年の募集人員が少なかった私立高校の例」によれば、「高1生の在籍生のうち外進生比率が20%以下の主な学校」が準完全中高一貫校として分類されている。
関連項目
外部リンク
- 帝塚山中学校・高等学校
- 帝塚山学園
- shigaku.net