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川野 トモ（かわの とも、1920年7月24日 - 2007年8月14日）は、株式会社ヤオコー創業者、ヤオコー名誉会長。埼玉県小川町出身。義父は(川野清三)。子に川野幸夫・(川野清巳)。旧姓：門倉トモ。
生涯
- 小川町にある古物商「門倉商店」の娘。小川高等女学校を卒業し、東京・神田の村田簿記学校を卒業。[1]
- 1940年（昭和15年） - 当時小学校の代用教員だったトモは、義父の川野清三の実弟である川野荘輔と結婚し（門倉商店のお得様であった八百幸商店にトモが商品を運ぶ中で縁談が持ち上がる[1]）、八百幸商店に嫁ぐ。
- 1942年（昭和17年） - 長男・川野幸夫を出産する。夫・荘輔はこの付近から8年間位出征していた。幸夫を八百幸商店の跡継ぎとして育てることを考えていた。[2]戦後は、清三らと交代で東武東上線を利用して神田や築地の市場に買い出しにいき、仕入れるだけ売れる状況から商売の楽しさに目覚めていった。[1][2]
- 1948年（昭和23年） - 次男・川野清巳出産。この頃から、清三らから夫・荘輔と共に基本的に八百幸商店の経営を任せられた。トモは現在の店長のような役割をこなすことになった。但し、商売に忙しく子育ては基本的には清三らに任せるようになった。[1][2]
- 1957年（昭和32年）7月 (有)(八百幸商店)設立、監査役
- 1958年（昭和33年） スーパーマーケットの形態を導入、セルフサービス方式の販売を開始
- 1968年（昭和43年）4月よりチェーンとしての展開に着手
- 1974年（昭和49年）3月 (有)八百幸商店を改組し、(株)ヤオコー設立、専務取締役
- 1974年（昭和49年）10月 (株)ヤオコー代表取締役社長
- 1975年（昭和50年）5月 (株)(スーパーサンワ)代表取締役社長
- 1979年（昭和54年）7月 (株)(名友)設立、代表取締役社長
- 1985年（昭和60年）1月 (株)ヤオコー代表取締役会長
- 1987年（昭和62年）9月 取締役会長
- 2007年（平成19年）6月 (株)ヤオコー名誉会長
- 2007年（平成19年）8月14日、老衰のため87歳没。
書籍
- 川野幸夫『日本一強いスーパーヤオコーを創るために母がくれた50の言葉』 産経新聞出版 (ISBN 4819111434)
人物
- 当時、父親が経営していた古物商「門倉商店」は当時の八百幸商店の主要取引先だったという。
- バイタリティや商才の高さから「小川のおしん」という異名を持つ。
脚注
関連項目
外部リンク
- 食生活提案型スーパーマーケット ヤオコー MARKETPLACE
- ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館