岩滝口駅(いわたきぐちえき)は、京都府宮津市須津にある、WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)宮津線の駅である[3]。駅番号はT16。「宮豊線」の愛称区間に含まれている。
概要
駅は宮津市内にあるが、鉄道駅の無かった旧岩滝町(現・与謝野町)の玄関駅であるため、岩滝町への入り口という意味で「岩滝口駅」と名称がついている[1]。
普通列車のみ停車。1996年3月16日のダイヤ改正までは、急行「丹後」1号・2号(西舞鶴駅まで普通列車として運転。)5号(西舞鶴駅から普通列車)・8号・9号の停車駅だった。
国鉄・JR時代は駅前のタバコ屋兼宿屋である、旅館江戸屋のたばこ売り場で切符を販売していた。
また、第2日曜日には、吉津婦人会による、「ふれあい ほっとさろん」を当駅舎内にて開催している[6]。
歴史
- 1925年(大正14年)7月31日:国有鉄道の宮津駅 - 丹後山田駅(現・与謝野駅)間延伸時に開業[1][2]。
- 1970年(昭和45年)10月1日:貨物の取り扱いを廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:駅員無配置駅となる[7]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1][2]。
- 1990年(平成2年)4月1日:北近畿タンゴ鉄道への宮津線移管により、同鉄道の駅となる[1][2]。
- 1992年(平成4年)3月:現駅舎に改築。
- 2015年(平成27年)4月1日:WILLER TRAINSへの移管により、京都丹後鉄道宮豊線の駅となる。
駅構造
西舞鶴方から見て線路は西に延び、北側に1面1線のプラットホームがある地上駅。分岐器や(絶対信号機)がないため、(停留所)に分類される。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 156人(1999年度)
- 137人(2000年度)
- 140人(2001年度)
- 90人(2002年度)
- 99人(2003年度)
- 85人(2004年度)
- 123人(2005年度)
- 96人(2006年度)
- 107人(2007年度)
- 104人(2008年度)
- 82人(2009年度)
- 60人(2010年度)
- 60人(2011年度)
- 68人(2012年度)
- 47人(2013年度)
- 47人(2014年度)
- 38人(2015年度)
- 63人(2016年度)
- 55人(2017年度)
- 47人(2018年度)
- 44人(2019年度)
駅周辺
駅前は住宅街である。
バス路線
丹海バスの宮津駅、伊根方面への路線が運行している。2006年に丹海バスの当駅乗り入れにより鉄道との接続を改善した。かつての「岩滝口駅前」は「須津」に名称変更。
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 14号 神戸電鉄・能勢電鉄・北条鉄道・北近畿タンゴ鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年6月19日、24,27-28頁。
- ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、322頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
- ^ 京都丹後鉄道公式サイト
- ^ “岩滝口駅の愛称が「阿蘇の入江」駅に決まりました!”. 北近畿タンゴ鉄道 (2013年6月10日). 2015年11月30日閲覧。
- ^ 「KTR岩滝口駅の愛称決まる 「阿蘇の入江」駅に」『京都新聞』京都新聞社、2013年5月9日、朝刊、19面。
- ^ 吉津婦人会から「ほっとさろん」開催 - 宮津市ホームページ、広報誌お知らせ版(9月3日発行)2010年9月3日。[]
- ^ 「通報 ●福知山線石生駅ほか147駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年3月12日、15-16面。
関連項目
外部リンク
- 岩滝口駅 - 京都丹後鉄道