沿革
本部組織
- 交通企画課
- 交通規制課
- 交通管制センター
- 交通指導課
- 運転免許課
- 自動車運転免許試験場
- 盛岡運転免許センター
- 県南運転免許センター
- 沿岸運転免許センター
- 県北運転免許センター
- 交通機動隊
- 高速道路交通警察隊
- 岩手県警察学校
データ
2018年4月現在。
警察署
- 警察署数は16。
- 警察車両ナンバー地名表記は以前は全て「岩手」だったが、2014年(平成26年)11月17日より岩手県下でも「ご当地ナンバー」制度が導入された。これに伴い盛岡東・盛岡西・紫波3署管内登録車には「盛岡」ナンバーが、奥州(導入当時は水沢と江刺)・一関・千厩3署管内登録車には「平泉」ナンバーがそれぞれ交付され、これら警察署に配置されている車両は今後の更新時に「盛岡」及び「平泉」ナンバーへと置き換わった[注 1]。
※ | 地域 | 警察署 | 所在地 | 管轄区域 | |
---|---|---|---|---|---|
盛岡 | 県央 | 盛岡 | 盛岡東警察署 | 盛岡市内丸 | 盛岡市の一部(北上川以東・雫石川以南、玉山地域) |
盛岡西警察署 | 盛岡市青山三丁目 | 盛岡市の一部(北上川以西・雫石川以北・繋の各地区)、滝沢市 | |||
岩手 | 岩手郡雫石町 | ||||
岩手警察署 | 岩手郡岩手町大字五日市 | 岩手郡岩手町、葛巻町 | |||
盛岡 | 八幡平市 | ||||
紫波警察署 | 紫波郡紫波町桜町字大坪 | 紫波郡紫波町・矢巾町 | |||
平泉 | 県南 | 胆江 | 奥州警察署 | 奥州市水沢真城字北塩加羅 | 奥州市、胆沢郡金ケ崎町 |
両磐 | 一関警察署 | 一関市山目字三反田 | 一関市の一部(北上川以西:旧市域・旧花泉町域)、西磐井郡平泉町 | ||
千厩警察署 | 一関市千厩町千厩字石堂 | 一関市の一部(北上川以東:旧千厩町・旧東山町・旧大東町・旧藤沢町・旧川崎村・旧室根村域) | |||
岩手 | 花巻警察署 | 花巻市下小舟渡 | 花巻市 | ||
北上警察署 | 北上市九年橋三丁目 | 北上市、和賀郡西和賀町 | |||
閉伊 | 遠野警察署 | 遠野市東穀町 | 遠野市 | ||
沿岸 | 釜石警察署 | 釜石市中妻町 | 釜石市、上閉伊郡大槌町 | ||
宮古警察署 | 宮古市松山 | 宮古市、下閉伊郡山田町 | |||
岩泉警察署 | 下閉伊郡岩泉町岩泉字太田 | 下閉伊郡岩泉町・田野畑村 | |||
気仙 | 大船渡警察署 | 大船渡市盛町字下舘下 | 大船渡市、陸前高田市、気仙郡住田町 | ||
県北 | 久慈 | 久慈警察署 | 久慈市川崎町 | 久慈市、九戸郡洋野町・野田村、下閉伊郡普代村 | |
二戸 | 二戸警察署 | 二戸市金田一字上田面 | 二戸市、二戸郡一戸町、九戸郡軽米町・九戸村 |
信号機の特徴
岩手県は寒冷地域ではあるものの、日本海側ほど積雪量は多くない。このため車両用の信号機は県内全域で横型を採用しており(八幡平市安代地区も含め)、縦型は(豪雪地帯である)秋田県寄りの西和賀町や、狭い道路の交差点で用いられる程度である。
メーカーはコイト電工・京三製作所・日本信号・信号電材・オムロン・松下通信工業(現:パナソニックモバイルコミュニケーションズ)が主体だが、近年は星和電機製のLED信号機も採用し始めている。
従来より設置されている樹脂製灯器は青森県警・秋田県警・山形県警・愛知県警・奈良県警・大阪府警等が採用しているのと同タイプである。これに対しLED灯器は全て金属製であり、愛知県警のような樹脂LEDはない。
なお、岩手県警の場合、灯器の裏側(銘板=メーカーズプレートの隣)に製造年を示すアルファベット2文字が(ボールドあるいはゴシック体で)書かれたシールが貼られている('98年以降製造の灯器より表示、II='98年製、IH='99年製、ZZ=2000年製、ZA=2001年製、ZB=2002年製、ZC=2003年製、ZD=2004年製、ZE=2005年製、ZF=2006年製、ZG=2007年製、ZH=2008年製)。
音響式信号機(視覚障害者用交通信号付加装置)は設置費用の一部が1978年以来毎年12月24・25両日にIBCラジオで放送されている「ラジオ・チャリティー・ミュージックソン」の募金で賄われており、それにより設置された音響信号機には「IBCラジソン通りゃんせ基金より贈呈」と書かれた青色ステッカーが貼られている。
パトカー主要車種
自動車警ら・交通機動・高速隊用パトカーは大半がトヨタ・クラウン(170型)・ゼロクラウン(180型)や日産・クルー(トランク蓋上部に「岩手県警察」と表記)、ミニパトは主に日産・キューブやスズキ・スイフト・ワゴンR、トヨタ・プラッツ・プリウス、事故処理車はトヨタ・ハイエース(一般道路用)やランドクルーザー(高速隊用)等が多く用いられている。捜査用車両では日産・エルグランド・ティアナ・キャラバン、トヨタ・アルファード・ノア・ハイエース、ホンダ・ステップワゴンなどが用いられている。
その他
- 現在の岩手県庁舎には、当初県警本部が置かれていた。その後、現在の庁舎に移転している。
- 2002年に完成した盛岡東警察署庁舎は県警との合同庁舎となっており、交通管制センターやヘリポートなどが置かれている。
- 日常活動・訓練風景を消防・救助隊活動と併せて取り上げた単発特番「暮らしの安全最前線~岩手県警・消防24時」がIBCテレビで年に2回程度放送されている。
キャラクター
- 「風ぴかぽ」、「雨ぴかぽ」
- かつては池野恋デザインの「雉のケン太くん」と「安全のぞみちゃん」が使用されていた。
県警における不祥事
- 2009年9月 - 不正経理が発覚。
- 2009年11月 - 不正経理事件で現本部長・元本部長、警務部長、同部長経験者、各本部部長、会計課長、監察課長、北上警察署長等の職員が減給・訓戒などの処分を受けた。
- 2009年11月23日 - 県警本部生活安全部参事官兼地域課長の警視が、酒気帯び運転をした上衝突事故を起こしたとして道路交通法違反の現行犯で逮捕された。12月になり県警はこの警視を懲戒免職処分とした。
- 2012年10月下旬 - 県警警察航空隊航空係長を務める男性警部補が、ヘリコプターに関する研修を、実際には2日間しか受けていないにもかかわらず、正規日数の3日間受講していたかのように装って、県警から受講料や東京までの旅費計20数万円を騙し取ったとして、2013年11月4日に詐欺容疑で逮捕された[1]。
- 2013年2月8日 - 盛岡東警察署の巡査が酒気帯び運転のうえ、事故を起こして、県警は懲戒免職とした[2]。
- 2013年12月12日 - 12日夜、県警本部警備部の男性機動隊小隊長(36歳)が盛岡市厨川の市道で飲酒運転し、事故を起こした。男性機動隊小隊長の車は路面でスリップし、ガードロープに衝突。その後、道路を挟み反対側の市営アパート駐車場のフェンスを突き破り、止まっていた乗用車に衝突し停止した。乗用車の持ち主の女性が110番通報し、駆けつけた警察官の検査で呼気からアルコールが検出され現行犯逮捕[3]。
- 2015年5月29日 - 29日付けで、酒気帯び運転で法定速度の倍以上の129キロで走る速度違反をしたとして道路交通法違反の疑いで、男性警察職員を盛岡地方検察庁遠野支部に書類送検し、懲戒免職にしたと発表した[4]。
- 2017年11月3日 - 警察本部警務部情報管理課の事務職員(当時30歳)が、同年9月1日の夜、盛岡市内の自転車に乗っていた20代の女性を自転車で追い越す際、女性の胸を触った疑いで2019年11月2日に強制わいせつ容疑で逮捕された。なお、取調べに対して「触ったと思う。被害者には謝りたい」と自供しているとのこと。
- 2019年1月28日 - 盛岡東警察署の警察官(20代)が、当直勤務中に自殺とみられる状況で死亡していたのが同僚に見つかった。拳銃は使われていなかった[5]。
- 2021年7月30日 - 警察本部警務部情報管理課の事務職員(27歳)が、同年2月上旬、インターネットを使用し、密売されていた大麻を注文、購入し、自宅で受け取った麻薬特例法の疑いで逮捕された。取調べに対して容疑を認め「大変申し訳ございません」と自供。その後、事務職員の自宅を家宅捜索した結果乾燥大麻44gが見つかり、同年8月19日に再逮捕。盛岡地方検察庁は8月19日、事務職員を大麻取締法違反の罪で起訴。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
- 岩手県警察