岡山県道284号東安倉鴨方線

岡山県道284号東安倉鴨方線（おかやまけんどう284ごう ひがしあくら かもがたせん）は、岡山県浅口市にある一般県道である。

一般県道
岡山県道284号 東安倉鴨方線
実延長	4.9 km （2018年4月1日現在） ^[1]
制定年	1960年（昭和35年）
道路の方角	南北
起点	岡山県浅口市寄島町字東安倉
終点	岡山県浅口市鴨方町
接続する 主な道路 （）	岡山県道47号倉敷長浜笠岡線 岡山県道431号六条院東里庄線 岡山県道471号南浦金光線新道 国道2号
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概要

浅口市の寄島町字東安倉地内より安倉乢^[2]を経て鴨方町地内へ至る南北連絡型の市域内完結路線である。なお、市域内完結路線のため、路線データ以降の説明については市名を省略したものとする。

路線データ

• 起点 : 岡山県浅口市寄島町字東安倉
• 終点 : 岡山県浅口市鴨方町
• 路線延長 : 実延長 4.9 km （2018年4月1日現在） ^[1]

歴史

安倉街道^[2]、寄島街道^[2]、安倉道^[3]などと呼ばれていた安倉乢越えの旧街道を原形とする。この乢越えの旧街道は、道路として1921年（大正10年）に改修工事に着手し、翌1922年（大正11年）に竣工した^[4]。

年表

• 1960年（昭和35年）
  • 3月18日 : 岡山県告示第335号により認定。
• 1972年（昭和47年）
  • この頃、現行の県道番号に変更^{[注釈 1]}。
• 2006年（平成18年）
  • 3月21日 : 浅口郡のうちの鴨方町、金光町、寄島町の3町が対等合併し、浅口市が発足。これにより市域内完結路線となる。
• 2019年（平成31年）
  • 3月19日14時 : 岡山県告示第97号・98号により鴨方町六条院東地内の新道^{[注釈 2]}が供用開始^{[6][7][資料 1]}。
• 2020年（令和2年）
  • 3月31日 : 岡山県告示第188号により鴨方町六条院東地内の現道^{[注釈 3]}が新道に一本化され、ダブルウェイを解消^[8]。

地理

通過する自治体

• 岡山県
  • 浅口市
    • 通過地 : 寄島町 - 鴨方町六条院東 - 鴨方町六条院中 - 鴨方町六条院東

交差する道路

• 岡山県道47号倉敷長浜笠岡線 （寄島町字東安倉）
• 岡山県道431号六条院東里庄線 （鴨方町六条院東）
• 国道2号玉島笠岡道路 （鴨方町六条院東） ^{[注釈 4]}
• 岡山県道471号南浦金光線 新道 （鴨方町六条院東）
• 国道2号 六条院東交差点^[7] （鴨方町六条院東)

沿線の主なもの

名所・旧跡

• 安倉八幡神社 （寄島町）
  • 応神天皇、仲哀天皇、神功皇后を祭神とする^[9]。浅口市指定重要文化財の大樟（クスノキ）がある^[9]。
• 殿山古墳 （寄島町）
  • 浅口市指定重要文化財^[10]。古墳時代後期の横穴式石室（長さ : 約3.8 m、幅 : 約1.4 m、高さ : 約1 m、天上石 : 2枚）がある^[10]。覆土は流失しているものの、石室はほぼ完全に残っている^[11]。
• 鳴滝不動庵 （寄島町）
  • 円珠院（鴨方町六条院西）に属し、不動明王を祀る^[11]。"アタマノワルヒト"に霊験があるとされる^[12][13]。
• 不動の滝（鳴滝） （寄島町）
  • 竜王山（鴨方町）を源とする鳴滝川の下流にかかる滝（高さ : 20 m、幅 : 5 m、いわゆる岩垂の滝^[12]）^[13]。

脚注

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注釈

1. ^ それまで岡山県では固定番号制は採っていなかった。
2. ^ 区間は、鴨方町六条院東地内のうちの字宮之前1667番1地先から字原田2619番1地先まで^[5]。
3. ^ 区間は、鴨方町のうちの六条院東字宮之前1667番1地先から六条院中字西濁田3954番1地先まで^[8]。
4. ^ 岡山県道471号南浦金光線 新道を介して浅口金光インターチェンジ（浅口市金光町佐方）に間接接続。岡山市方面側のみ流入出可能。

出典

1. ^ ^{a b} 岡山県庁総合政策局統計分析課 2020, p. 127.
2. ^ ^{a b c} 鴨方町史編纂委員会 1985, p. 246.
3. ^ 鴨方町史編纂委員会 1985, pp. 248–249.
4. ^ 藤沢晋（町誌編纂委員会） 1992, p. 376.
5. ^ 岡山県庁 2019, p. 11, 14.
6. ^ . 山陽新聞 (山陽新聞社). (2018年3月18日). オリジナルの2019年3月30日時点におけるアーカイブ。. 2020年4月30日閲覧。 
7. ^ ^{a b} 浅田怜 (2019年3月19日). . ゆめネットニュース (笠岡放送). オリジナルの2019年3月20日時点におけるアーカイブ。. 2020年4月30日閲覧。 
8. ^ ^{a b} 岡山県庁 2020, p. 93.
9. ^ ^{a b} 金光英子, 小椋美紀 & 朝森要 2017, p. 130, 132.
10. ^ ^{a b} 金光英子, 小椋美紀 & 朝森要 2017, pp. 130–131.
11. ^ ^{a b} 寄島町文化財保護委員会 1996, p. 7.
12. ^ ^{a b} 社団法人岡山観光連盟 2008, p. 31.
13. ^ ^{a b} 川端定三郎 1985, p. 172.

一次資料

1. ^ （PDF）（プレスリリース）岡山県庁、2019年2月27日。 オリジナルの2019年3月20日時点におけるアーカイブ。。2020年4月30日閲覧。 

参考文献

• 岡山県庁「令和2年3月31日」（PDF）『岡山県公報』第12181、2020年3月31日。https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/656856_5702488_misc.pdf。 
• 岡山県庁総合政策局統計分析課「平成30年 (19.26 MB)」（PDF）『岡山県統計年報』、岡山県庁、2020年3月。https://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/269852.pdf。 
• 岡山県庁「平成31年3月8日」（PDF）『岡山県公報』第12074、2019年3月8日。http://www.pref.okayama.jp/somu/gakuji/kenkouhou/h31pdf/310308.12074.pdf。 
• 金光英子、小椋美紀、朝森要『浅口市の名所 - 金光町 鴨方町 寄島町 -』（初版）日本文教出版〈岡山文庫 305〉、2017年5月26日。ISBN (978-4-8212-5305-0)。 
• 社団法人岡山観光連盟 編『岡山県観光便覧』岡山県庁産業労働部観光物産課、2008年3月。 
• 寄島町文化財保護委員会 編『よりしま地名考』浅口郡寄島町教育委員会、1996年3月31日。 
• 藤沢晋（町誌編纂委員会） 編『寄島町誌』（後刻）浅口郡寄島町役場、1992年10月1日。 
• 川端定三郎『岡山の滝と渓谷』日本文教出版〈岡山文庫 120〉、1985年11月30日。 
• 鴨方町史編纂委員会 編『鴨方町史 民俗編』浅口郡鴨方町役場、1985年5月31日。 

関連項目

• 岡山県の県道一覧

外部リンク

• 岡山県庁