小林美恵(こばやし みえ、1967年3月12日 - )は、日本を代表するヴァイオリニスト。 |
経歴
東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学を主席で卒業。第52回日本音楽コンクールで第2位、第29回海外派遣コンクールで河合賞を受賞。第4回ルートヴィヒ・シュポア国際ヴァイオリン・コンクールで第2位。1990年、ロン=ティボー国際コンクールのヴァイオリン部門で日本人として初の第1位を受賞した。
演奏活動
これまでに、NHK交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、アンサンブル金沢等の国内の主要オーケストラ、ハンガリー国立交響楽団、プラハ交響楽団のソリストとして、充実した演奏を高く評価される。また、静岡のAOI・レジデンス・クヮルテットのメンバーをはじめ、数多くの共演者と室内楽の分野においても活動を広げ、軽井沢国際音楽祭に毎年出演するなど音楽祭にも積極的に参加している。
近年は自主企画公演も意欲的に展開し、デビュー25周年の2015年から2年間で6回の記念リサイタルを企画好演し、2018年からは、ヴァイオリンの神秘と魅力に多彩な角度からせまる「小林美恵 華麗なるヴァイオリンの伝説」全6回のリサイタルシリーズを行い、2021年10月に完結した。
さらに2020年には3夜で<ベートーヴェン ・ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会>、2021年には<室内楽の極み/メシアン『世の終わりのための四重奏曲』>、2022年には<珠玉のヴァイオリン小曲集>や<シューベルトの世界><ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲>演奏会を行い、美しく洗練されたダイナミックな演奏は多くの聴衆を魅了している。
使用楽器は昭和音楽大学所有の1734年製ストラディヴァリウス。
現在、昭和音楽大学客員教授, 愛知県立芸術大学で後進の指導にあたる。
HP : https://miekobayashi.com/ FB :https://www.facebook.com/violinMieKobayashi
CD
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ 全曲
ツィゴイネルワイゼン -ヴァイオリン名曲集
ラヴェル&エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ集
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番 他
カルメンファンタジー
ラヴェル&ショーソン:ピアノ三重奏曲集
小林美恵 プレイズ クライスラー/クライスラー 作品集
ファンタジー/シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品集
美しい夕暮れ
ドビュッシー/プーランク/ルクー:ヴァイオリン・ソナタ
脚注
外部リンク
- 昭和音楽大学教員紹介
- - ウェイバックマシン(2009年2月13日アーカイブ分)
- アンサンブルofトウキョウ
- アンサンブルofトウキョウメンバー
- ジャパン・アーツ