この記事は(検証可能)な(参考文献や出典)が全く示されていないか、不十分です。(2012年8月) |
小松島港仮乗降場(こまつしまこうかりじょうこうじょう)は、かつて徳島県小松島市小松島町にあった日本国有鉄道(国鉄)小松島線の仮乗降場である。正式名称の他「小松島港駅」とも呼ばれた。
小松島港仮乗降場 | |
---|---|
到着する急行列車(1985年) | |
こまつしまこう Komatsushimakō | |
◄小松島 (0.0 km) | |
所在地 | 徳島県小松島市小松島町新港 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 小松島線 |
キロ程 | 1.9 km(中田起点) |
駅構造 | 地上駅 |
(ホーム) | 1面1線 |
開業年月日 | 1940年(昭和15年)3月15日 |
廃止年月日 | 1985年(昭和60年)3月14日 |
備考 | 小松島駅の構内扱い |
国鉄駅では「港」を「みなと」と呼ぶことが多かったが、当仮乗降場では「こう」と呼んでいた。
歴史
廃止時の駅構造
- 当仮乗降場は単式ホーム1面に機回し線を有していた。
- 国鉄本社設定の駅ではなく四国総局設定の仮乗降場であり、正式には小松島駅構内である。時刻表では、臨時駅の表示がされていたが、実態は前述のとおりである。
- 営業キロは設定されず、小松島駅までのキロ数(小松島駅と当仮乗降場間の実際の距離はおよそ300mで、丸ノ内線の新宿 - 新宿三丁目間とほぼ同じ)が使用された[2]。
- 大阪・和歌山への汽船・フェリーとの連絡のため小松島港に設けられた。
- 出札口があり、硬券を含む乗車券や入場券も発売されていた。ただし、券面は「小松島駅発行」になっていた。[3]
- 改札口すぐの踏切の先はフェリー乗り場で、線路端部の少し先は岸壁であった。
- 出札口付近で、竹ちくわが販売されていた。
廃止時の駅周辺
仮乗降場跡
仮乗降場廃止後は、ホームが多少手を加えられる形でバス乗り場になっていたが、その後フェリーのりばが新築されたことに伴い移転し、現存しない。また、当仮乗降場にて接続していた南海フェリーも1999年(平成11年)に小松島港から(徳島港フェリーターミナル)に発着港が変更となっており、現在小松島港から定期航路に乗船することは出来なくなっている。
隣の駅
- 日本国有鉄道(国鉄)
- 小松島線
- 小松島駅 - 小松島港仮乗降場
脚注
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、664頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
- ^ なお、小松島港駅 - 当仮乗降場間のみを乗車した場合の運賃は不明である。
- ^ 上述の通り、当仮乗降場は小松島駅の構内扱いのため、乗車券・入場券の発行駅表記は、小松島駅窓口発売は「①小松島駅発行」・「(1)小松島駅発行」、小松島港仮乗降場窓口発売は「②小松島駅発行」・「(2)小松島駅発行」と区分されていた。但し昭和30年代以前は仮乗降場発売の券において、「(港)または丸囲みに『港』小松島駅発行」や「(3)小松島駅発行」と表記されているものも存在している。