小倉 磐夫(おぐら いわお、1930年[1] - 2000年10月6日[2])は、日本の工学者。専門は応用光学。東京大学名誉教授。カメラ、レンズ(カメラ用から工業用までを含む)、ブラウン管、レーザーなどについて研究、開発した。また、カメラについてのエッセイも多い。東京生まれ。理学博士。旭日中綬章受章。
略歴
- 1930年 - 東京で生まれる。
- 1954年 - 東京大学理学部物理学科を卒業。
- 1957年 - アサヒカメラ「ニューフェース診断室」のテクニカルイラストレーター。
- 1959年 - 理学博士。「収差のある光学系のレスポンス函数について」。 物理教室助手。
- 1961年 - 日立製作所中央研究所勤務。一時期、米国パーキンエルマー社レーザー部門客員研究員を兼任。
- 1963年 - 日本で初めて赤色気体(He-Ne)レーザーを発振。
- 1967年 - 東京大学生産技術研究所。
- 1970年 - アサヒカメラ(雑誌)「ニューフェース診断室」の担当ドクターとして執筆。
- 1975年 - 講師、助教授を経て教授。写真工業「カメラの性能と評価」などを執筆。
- 1985年 - カリフォルニア大学アーバイン校電気工学科画像工学部客員教授。
- 1990年 - 千葉大学工学部画像工学科教授(併任)。
- 1992年 - 東京大学を定年退職し、東京大学名誉教授。千葉大学工学部画像工学科教授(専任)。
- 1996年 - 千葉大学定年退職。
- 2000年 - 食道ガンにより死去。叙正四位、叙勲三等授旭日中綬章。
主要著書
脚注
外部リンク
- 小倉磐夫先生を偲ぶ 黒田和男 - 応用物理学会
- 東京大学生産技術研究所
- 千葉大学工学部画像工学科
- 日立製作所中央研究所
- パーキンエルマージャパン