『小さな目撃者』(ちいさなもくげきしゃ、原題:Eyewitness)は、1970年制作のイギリスのサスペンス・スリラー映画。マーク・レスター主演。マーク・ヘブデン((ジョン・ハリス))の小説(原題・訳題とも同じ)を原作とする。
あらすじ
地中海に浮かぶある小さな島に灯台守の祖父と姉のピッパ、家政婦と4人で暮らしている11歳のジギー少年は空想癖があり、皆を困らせていた。
ある日、島に某国の大統領がやって来た。その歓迎パレードをピッパと一緒に見に行ったジギーは、人ごみを避けて特等席になりそうなビルに入り込み、パレードを見物していた。
すると突然、1発の銃声が轟き、大統領が倒れた。暗殺事件が起きたのだ。驚いたジギーは次の瞬間、隣の部屋で太った警官が銃を構えているのを目撃、しかも逃げる途中で彼と目が合ってしまった。ジギーは大統領暗殺犯の唯一の目撃者となってしまったのだ。
何とか逃げおおせたジギーは事の次第を姉たちに話すが、いつもの空想癖と見なされて、相手にされない。
一方、暗殺犯はジギーを必死に探し回っていた。やがて、ジギーに命の危険が忍び寄る…。
キャスト
備考
本作とのタイアップ広告の件で、日本での配給元である大映第一フィルムとロッテが主演のマーク・レスターと(協同企画)に訴えられ、1976年9月29日に東京地裁で謝罪広告を出すことを命じる判決が下された[1]。