歴史
大永年間(1521年 - 1528年)、武田信虎の開基である。ある日、信虎は重病に罹ったが、真向三尊阿弥陀如来画像に祈願すると治癒したことから、これを本尊とする寺を創建した[1][2]。
武田氏滅亡後に甲斐国を領有した徳川家康は当寺を宿泊所とした。文禄年間(1592年 - 1596年)に現在地に移転した[1][2]。
本尊の真向三尊阿弥陀如来画像は、元々宮中にあったが、後に石清水八幡宮経由で信虎の手に渡っている。そういうこともあり、1533年(天文2年)に後奈良天皇から「功徳山尊躰寺」の勅額を賜わっている(現在は焼失)[3]。
文化財
- 絹本紺地金泥阿弥陀三尊像(甲府市指定文化財 平成9年11月27日指定)[4]
交通アクセス
- 金手駅より徒歩6分。
脚注
参考文献
- 山梨県高等学校教育研究会地歴科・公民科部会 編『山梨県の歴史散歩(歴史散歩19)』山川出版社、2007年