孫虔

孫 虔（そん けん、生没年不詳）は、中国三国時代の呉の皇族、西晋の人物。父は孫晧。兄は孫瑾。弟は孫充・孫璠・(孫希祖)ら。

生涯

孫晧の次男として生まれた。宝鼎4年（269年）正月、孫晧は孫瑾を太子に立てた時、孫虔は淮陽王に封じられた^[1]。

鳳凰2年（273年）9月、孫虔は魯王に改封された。

天紀4年（280年）3月、呉が西晋に滅ぼされると、孫晧は孫瑾や孫虔ら21人の息子と共に晋に降伏した^[2]。司馬炎は孫晧を帰命侯に封じ、また孫晧の太子だった孫瑾を中郎に任じ、孫虔をはじめとする孫晧の子で諸王となっていた者を郎中に任じた^[3]。

参考文献

• 陳寿、裴松之注『正史 三国志』、井波律子・今鷹真・小南一郎 訳・解説（ちくま学芸文庫全8巻、1992 - 93年）、※呉書は6・7・8巻、小南一郎訳。
• 『晋書』巻42 列伝第12

脚注

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1. ^ 名前は不明だが、別の弟の1人も同時に東平王に封じられている。
2. ^ 『晋書』王濬伝
3. ^ 『三国志』呉志 孫晧伝