女鬼トンネル(めきとんねる、Meki Tunnel)は、三重県道119号松阪度会線沿線の三重県多気郡多気町にあるトンネルである。正式名称は女鬼隧道(めきずいどう)[1]。本項目では、女鬼峠及び新女鬼トンネルについても記述する。
概要
熊野街道(熊野古道)伊勢路の最初の難所であった、女鬼峠の西にある[1]。鉄製の扉が入り口の両側に設置されているため、トンネルを通過することはできない。トンネル入り口に掲げられている「女鬼隧道」の文字は当時の三重県知事である早川三郎の筆。
新女鬼トンネル
女鬼峠
女鬼トンネルの東にある、旧熊野街道伊勢路の峠[1]。標高150m[1]。峠には観音像が祀られている[1]。
千枚岩の切り通しになっている。江戸時代には「祢き峠(ねきとうげ)」、「ねぎ峠」等の名称も用いられた。往時の道の景観をよくとどめている。
案内看板を設置するなど、地元住民による整備が進められ、行楽地化しつつある。なお、整備が行われる以前は通行すら困難であったが、現在ではマウンテンバイクでも通行することができる。
歴史
出典
脚注
外部リンク
- 熊野古道女鬼峠保存会