太平洋新国土軸構想(たいへいようしんこくどじくこうそう)は、静岡県から渥美半島、伊勢湾、紀伊半島、紀淡海峡、淡路島、四国地方、豊予海峡を経て九州地方に至る約800kmを、高速道路や高速鉄道(新幹線)で結び新たな国土軸を形成する構想である。「伊勢湾口道路」「紀淡海峡ルート」「豊予海峡ルート」の3つの海峡横断プロジェクトを中心として交通軸を整備し、既存の(西日本国土軸)(第一国土軸)と並行する一本の軸としてつなげ、多軸形の国土構造を形成することで、日本全体の均衡ある発展を目指す構想である[1]。
4つの国土軸
第四次全国総合開発計画(四全総: 1987年決定)に代わる新しい全国総合開発計画「21世紀の国土のグランドデザイン」が1998年(平成10年)に策定され、4つの国土軸が設定された。「21世紀の国土のグランドデザイン」戦略推進指針では、東京圏と太平洋ベルト地帯に人口や諸活動が集中した日本国の「一極一軸型国土構造」を、次の4つの国土軸を持つ「多軸型国土構造」に転換させることを目指している[2]。
関連項目
外部リンク
- 第5次 全国総合開発計画
- 国土軸と地域連携軸のイメージ図
- 太平洋新国土軸構想推進協議会
- 四国の新幹線実現をめざして - 四国新幹線整備促進期成会
- 豊予海峡ルートについて - 大分県ウェブサイト
- 豊予海峡ルート - 愛媛県ウェブサイト
- 関空・紀淡・四国高速交通インフラ期成協議会 - 事務局:和歌山県企画部地域振興局総合交通政策課
- 紀淡海峡交流会議 - 事務局:和歌山県企画部総合交通政策課
- 紀淡連絡道路実現期成同盟会事務局 - 和歌山市役所 総務局企画部交通政策課
- 関西のインフラ強化を進める会