地理
奈良県生駒市の生駒山地を源流とし、大阪府の四條畷市や交野市を通り、北西に流下して枚方市で淀川に合流する一級河川である[1]。流域面積は51.3km²[1]。流路延長は14.90km[1]。
上流域は田園風景の中を蛇行しながら流下する[1]。上流端周辺は関西文化学術研究都市田原地区になっている[1]。
中流域は山付区間で渓流景観を呈している[1]。中流域の交野市には名勝の磐船峡、府民の森ほしだ園地、いわふね自然の森スポーツレクリエーションセンターなどがある[1]。
かつて、中流域・交野市私市の「磐船神社」付近は、天野川・国道168号ともに急峻・狭隘でボトルネックだった。 また、磐船神社前の国道は離合渋滞の名所であり、 川幅も御神体の巨岩が跨ぐほど狭く、過去にはたび重なる氾濫により、社殿・宝物などの流失が続いていた。1997年(平成9年)に道路改良工事と河川防災工事が竣工し、磐船神社の手前でバイパスされ、河川・国道ともに東側の山中をトンネルが貫いている。
その流域には、七夕伝説に関わりのある地名や史跡等が多く残る。
下流域は大部分が市街化した丘陵地になっている[1]。特に下流域では天井川となるため高い堤防で整備されている。また、京阪交野線(中流から)と国道168号が並行する。
出典
外部リンク
- 大阪府枚方土木事務所
- 淀川河川事務所