大神 安麻呂(おおみわ の やすまろ)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族。氏は大三輪とも記される。三輪文屋の孫で[1]、三輪利金の子とする系図がある。官位は従四位上・兵部卿。
経歴
持統天皇3年(689年)竹田王・藤原史らと共に判事に任ぜられる(この時の冠位は(務大肆))。
大宝律令の制定を通じて正五位下に叙せられたのち、慶雲3年(706年)の兄・高市麻呂の卒去を受けて、翌慶雲4年(707年)安麻呂が大神氏の(氏長)となる。
元明朝にて、(摂津大夫)・兵部卿を歴任し、この間の和銅2年(709年)従四位下に叙せられている。和銅7年(714年)新年の叙位でに従四位上に昇叙されるが、同月27日卒去。最終官位は兵部卿従四位上。
官歴
『六国史』による。