大田直子(おおた なおこ、1956年-2010年3月28日)は、教育行政学者。
東京都生まれ。父は1971年全日空機雫石衝突事故で犠牲となった教育学者・工学院大学助教授の大田捷[1]。1980年東京女子大学(文理学部)社会学科卒。1989年東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。1991年帝京大学文学部専任講師、91年「イギリス教育行政制度におけるパートナーシップ原理の歴史的形成とその構造」で東大教育学博士[2]、1994年東京都立大学助教授、2005年首都大学東京助教授、06年教授。[3]
著書
- 『イギリス教育行政制度成立史 パートナーシップ原理の誕生』東京大学出版会 1992
- 『現代イギリス「品質保証国家」の教育改革』世織書房 2010
共編著
- 『学校をよりよく理解するための教育学』全6巻 黒崎勲共編著 学事出版 2005-08
- 『教育のために 理論的応答』(田原宏人)共編 世織書房 2007
翻訳
- アンディ・グリーン『教育・グローバリゼーション・国民国家』東京都立大学出版会 2000
- M.F.D.ヤング『過去のカリキュラム・未来のカリキュラム 学習の批判理論に向けて』監訳 東京都立大学出版会 2002
- マイケル・W.アップル『右派の/正しい教育 市場,水準,神,そして不平等 第2版』世織書房 2008