大滝山(おおたきさん)は香川県と徳島県の県境に位置する山。讃岐山脈の一部で、標高は946m。讃岐山脈で3番目に高い山であり、香川のみどり百選にも選定されている[1]。山頂に四国別格二十霊場二十番札所の大瀧寺や西照神社(にしてるじんじゃ)があり、登山者も多い。
地理
讃岐山脈の中央、香川県と徳島県の県境に位置し、香川県側は高松市、徳島県側は美馬市の各一部である。西に相栗峠を挟んで竜王山、東に曽江谷川を挟んで台ヶ丸山と対峙している。 頂上ラインに突出した部分がないが、中継所アンテナがあることにより、そのすぐ西が山頂部分と同定できる。
自然
山頂付近一帯は林野庁の「大滝山自然休養林」や香川県の「大滝大川県立自然公園」に指定された国有林で、ブナ、ケヤキ、ヤマザクラの生える天然林と、1903年ごろに植えられたヒノキの人工林がある。高山植物やメジロ、ホトトギス、オオルリといった鳥類も多い。オオムラサキ、ミドリヒョウモンなど昆虫も豊富である。
ギャラリー
城ケ丸にある三角点
頂上直下の大滝寺旧本堂跡
頂上
交通
高松市側、美馬市側双方から登ることができる。
施設
- 大滝山県民いこいの森
- 大滝寺
- 西照神社
- NTTドコモ 高松統制無線中継所
関連項目
脚注
- ^ 香川県・香川のみどり百選
外部リンク
- 香川のみどり百選:大滝山 - 香川県
- 大滝山 - 四国森林管理局