『大尉の娘』(たいいのむすめ、原題 イタリア語: La figlia del capitano)は、1947年製作・公開、(マリオ・カメリーニ)監督によるイタリアの長篇劇映画である。アレクサンドル・プーシュキンの19世紀の小説『大尉の娘』を原作としている。
大尉の娘 | |
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La figlia del capitano | |
監督 | (マリオ・カメリーニ) |
脚本 | マリオ・カメリーニ マリオ・モニチェリ (カルロ・ムッソ) (イヴォ・ペリリ) ステーノ |
原作 | アレクサンドル・プーシュキン |
製作 | ルクス・フィルム R.D.L. |
製作総指揮 | ディノ・デ・ラウレンティス |
出演者 | (イラセマ・ディリアン) (アメディオ・ナザーリ) |
音楽 | フェルナンド・プレヴィターリ |
撮影 | (アルド・トンティ) |
編集 | マリオ・カメリーニ |
製作会社 | ルクス・フィルム、R.D.L. |
配給 | ルクス・フィルム |
公開 | 1947年10月8日 1948年4月21日 1951年2月16日 劇場未公開 |
上映時間 | 102分 |
製作国 | イタリア |
言語 | イタリア語 |
略歴・概要
プーシキンが帝政ロシアの時代、1836年に発表した小説『大尉の娘』を原作に第二次世界大戦終了の2年後のイタリアで製作された。
本作は、同年の第2回カンヌ国際映画祭のコンペティション上映作品に選ばれた[1]。1948年(昭和23年)には、ナストロ・ダルジェント賞の美術賞を(ピエロ・フィリポーネ)が受賞している[2]。
日本では当時、劇場公開されておらず、テレビ放映のみが行われた。『大尉の娘』は、そのときの日本語題名である[3]。
スタッフ・作品データ
- 監督 : (マリオ・カメリーニ)
- 製作総指揮 : ディノ・デ・ラウレンティス
- 脚本 : マリオ・カメリーニ、マリオ・モニチェリ、(カルロ・ムッソ)、(イヴォ・ペリリ)、ステーノ
- 原作 : アレクサンドル・プーシュキン
- 音楽 : フェルナンド・プレヴィターリ
- 撮影監督 : (アルド・トンティ)
- 美術 : (ピエロ・フィリポーネ)
- 編集 : マリオ・カメリーニ
- フォーマット : 白黒映画 - スタンダード・サイズ(1.37:1) - (モノラル録音)
キャスト
- (イラセマ・ディリアン) - マーシャことマリア・イワノヴナ・ミロノワ
- (アメディオ・ナザーリ) - プガチョフ、ピョートル3世
- ヴィットリオ・ガスマン - シュヴァブリン
- (チェザーレ・ダノーヴァ) - ピョートル・グリニェフ
- (アルド・シルヴァーニ) - アンドレイ・ミロノフ中尉、マーシャの父
- (アヴェ・ニンキ) - ミロノワ夫人、マーシャの母
- (エルネスト・アルミランテ) - サヴェリッチ
- (オルガ・ソルベリ) - エカチェリーナ2世
- (カルロ・ニンキ) - ズーリン
- (ローラ・ゴア) - パラスカ
- (グアルディエロ・トゥミアティ) - アンドレイ・グリニェフ、ピョートルの父
- (マリアーノ・エングレン) - 将軍
関連作品
- 士官の娘 - 1915年版
- テンペスト (1958年の映画) - 1958年版