破綻
「(IMFによる韓国救済#財閥解体)」も参照
アジア通貨危機で苦境に陥り、1999年夏、ゼネラルモーターズ(GM)による中核企業の大宇自動車への出資交渉が決裂したことから経営難が明らかになった。この結果、政府によるグループ解体が行われた。
その過程でグループ会長の金宇中が43兆ウォン(当時の日本円で約4兆900億円)を持ってヨーロッパに逃亡した。2005年6月14日にベトナムから帰国後、背任などの罪で裁判を受け、2006年5月に懲役10年と210億ウォン(約25億円)という過去最高の罰金を科す判決を受けた。
なお傘下の企業は債権団の管理下(ワークアウト)の中、順調に再建を果たしており、建設機械で最大手の大宇総合機械を筆頭に売却が始まったが、その過程で大宇の名を冠した企業は減っていくものと見られる。
当時のグループ企業
社名が今も同じ企業
現社名から大宇が消えた企業
現代グループ
上記の大宇造船海洋を含む
ポスコグループ
- 大宇インターナショナル → ポスコ大宇 → ポスコインターナショナル
- 大宇エンジニアリング → ポスコエンジニアリング → ポスコ建設
その他
- (大宇キャピタル) → 亞洲キャピタル → ウリィ金融キャピタル(ウリィ銀行グループ)
- (大宇証券) → 未来アセット大宇 → 未来アセット証券(未来アセット金融グループ)
- 大宇電子–家電メーカー、DAEWOOブランドの家電販売 → (大宇エレキ)(インドの電機最大手(ビデオコン)に売却)→ 東部大宇電子(東部グループ)→ ウィニ電子((大有ウィニ)グループ)
- 大宇精密工業 → S&T大宇 → SNTモーティブ((S&T)グループ)
- 大宇自動車販売 → ザイル大宇バス → ザイル大宇商用車 → ザイル商用車(永安帽子グループ)
解体された企業
外部リンク
- ポスコインターナショナル
- POSCO INTERNATIONALジャパン株式会社(旧・大宇ジャパン株式会社)