大伴 久米主(おおとも の くめぬし)は、平安時代初期の貴族。(大和守)・大伴稲公の孫で、左兵衛督・大伴千里の子とする系図がある。官位は従四位下・民部少輔。勲等は勲七等。
経歴
前半生については記録が残っておらず動静は不明だが、勲七等の叙勲を受けていることから、延暦20年(801年)から延暦22年(803年)にかけて行われた征夷大将軍・坂上田村麻呂らによる蝦夷征討に従軍したか。延暦23年(804年)主税頭、延暦25年(806年)民部少輔と桓武朝末にかけて京官を歴任する。
官歴
『日本後紀』による。