『夜の騎士道』(よるのきしどう、仏: Les Grandes Manœuvres)は、1955年に公開されたフランスの映画。騎兵隊所属のプレイボーイの恋の行方を描く。監督のルネ・クレールにとって初のカラー作品となった。出演はミシェル・モルガンやジェラール・フィリップなど[2]。
ストーリー
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キャスト
- マリー=ルイーズ: ミシェル・モルガン
- アルマン中尉: ジェラール・フィリップ(吹替:早川保)
- ヴィクトル: (ジャン・ドザイ)
- オリヴィエ大佐: (ピエール・デュクス)
- ルーシー: ブリジット・バルドー
スタッフ
- 監督: ルネ・クレール
- 製作: (アンドレ・ダヴァン)、ジョルジュ・ルロ
- 脚本: ルネ・クレール
- 撮影:(ロベール・ルフェーブル)、(ロベール・ジュイヤール)、(ダニエル・ディオ)
- 美術: (レオン・バルザック)
- 衣装: (ロジーヌ・ドラマール)
- 編集: (ルイゼット・オートクール)、(デニス・ナトー)
- 音楽: (ジョルジュ・ヴァン・パリス)
製作
ルネ・クレール自身はこの作品について「愛が唯一の関心事である」と述べ、ドン・ファン(女たらしの代名詞)をテーマにした数多い映画の1つであるとしている[3]。また、本作はクレールにとって1914年以前の地方の生活を描写することが目的であり、衣装と軍に関する描写には細心の注意が払われた[4]。
クレールの作品で本作は「ひどい結末」を迎えた最初の映画であり、それまでの彼の作風から逸脱したものとなった[4]。ただし、結末に関して悩んだクレールは「苦々しく悲劇的なもの」と「悲劇的だが繊細で控えめなもの」の2つのパターンを撮影し、それを友人に見せた評価と自身の考えを基に繊細で控えめな結末のほうを採用している[5]。
受賞
- ルイ・デリュック賞(1955年)
出典
- ^ Pierre Billard, Le Mystère René Clair. (Paris: Plon, 1998). p.3.
- ^ “夜の騎士道 4Kデジタル・リマスター版”. 映画ナタリー. 2022年12月11日閲覧。
- ^ René Clair, Four Screenplays; translated from the French by Piergiuseppe Bozzetti. (New York: Orion Press, 1970). p.323.
- ^ a b Georges Charensol & Roger Régent, 50 Ans de cinéma avec René Clair. (Paris: Éditions de la Table Ronde, 1979). p.178.
- ^ Pierre Billard, Le Mystère René Clair. (Paris: Plon, 1998). p.358.
外部リンク
- ジェラール・フィリップ生誕100年映画祭 公式サイト
- 夜の騎士道 de René Clair (1955) - Unifrance
- 夜の騎士道 - allcinema
- 夜の騎士道 - KINENOTE
- Les Grandes Manoeuvres - IMDb(英語)