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桜井茶臼山古墳

桜井茶臼山古墳(さくらいちゃうすやまこふん)または外山茶臼山古墳(とびちゃうすやまこふん)は、奈良県桜井市外山にある古墳。形状は前方後円墳。国の史跡に指定されている。

桜井茶臼山古墳

1974年撮影国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成[1]
別名 外山茶臼山古墳
所在地 奈良県桜井市外山
位置 北緯34度30分42秒 東経135度51分25秒 / 北緯34.51167度 東経135.85694度 / 34.51167; 135.85694座標: 北緯34度30分42秒 東経135度51分25秒 / 北緯34.51167度 東経135.85694度 / 34.51167; 135.85694
形状 前方後円墳
規模 墳丘長207m
高さ23m
埋葬施設 竪穴式石室(内部に木棺
出土品 石製腕飾類・銅鏡
築造時期 3世紀後半〜末
史跡 国の史跡「桜井茶臼山古墳」
特記事項 全国第32位の規模[2]
地図
桜井茶臼山古墳
(テンプレートを表示)
3DCGで描画した桜井茶臼山古墳
墳丘(左に前方部、右奥に後円部)

概要

古墳は、磐余の地に接した初瀬川の左岸にあり、自然丘陵を利用して築造されたものである。墳丘長207メートル、前方部が細長く、全体が柄鏡(えかがみ)形を呈する柄鏡式古墳である。古墳時代初期の内でも比較的新しいものであり、箸墓古墳に後続する時期に造営された巨大な前方後円墳である。この古墳の存在が知られるようになったのは、戦後しばらくたってからであり、雑木林に覆われて、単なる丘陵の観を呈していた。後円部の頂に高さ2メートル弱、一辺9.75×12.5メートルの貼石のある矩形壇があり、また方形に巡る有孔の形土器(二重口縁壺形土器)が壇の裾周りに巡らされているのを別にすると、墳丘に埴輪を使用した痕跡がない。段築面には葺石が施されている[3]。また、陪墳群がみられない。

この古墳の後円部の空濠の外に、宗像神社がある。筑前国宗像郡の宗像神社と同神である。宗像神社は、全国に散在していて、この大和にある神社は、いつ頃からの鎮座か、さらに社殿が建てられた年代はいつなのか、詳細は不明である。しかし、北部九州系の神社が大和にあることは注目に値する。

墳丘にしみこんだ雨水を抜くための石組の地中排水溝があることが、レーダー探査による調査で2007年平成19年)に確認されている[4]

2009年(平成21年)の発掘調査では、石室の精査がなされている(以下参照)。

埋葬施設

後円部の頂上には、高さ2メートル弱と推定される一辺9.75×12.5メートルの貼り石のある矩形壇が知られており、その壇の裾周りに二重口縁の壺形土器が巡らされている。さらに、その下に長さ6.7メートルの長大な木棺を納めた竪穴式石室があり、既に盗掘を受けている。

石室は幅約1.2メートル、高さ約1.7メートルで、壁は幅30~40センチの板状の石を煉瓦のように積み重ねており、天井は12枚の巨石で塞がれている。石室全体には水銀朱(辰砂)が塗られており、埋葬者の権力の大きさを物語っていると考えられる[5]

また、石室の周りには方状の柱の跡が検出されており、玉垣跡だと考えられている[6]

副葬品

前期古墳の副葬品の典型的組合せ、つまり、銅鏡類、などの武器類をセットにしていることである。

  • 破片から復元すると斜縁二神二獣鏡、方格規矩四神鏡、獣帯鏡、平縁の神獣鏡各1面、内行花文鏡3面、三角縁神獣鏡4種6面[7]、計9種類で少なくとも13面の鏡が副葬されていたとされたが、鏡の復元作業によって推計81枚以上という膨大な銅鏡が副葬されていたことがわかった。これは国内最多である。
銅鏡の破片の中に「是」とみられる文字が書かれていたものがあり、三次元計測によって群馬県(蟹沢古墳)で出土した正始元年(240年。正始は年号)の銘文を持つ三角縁神獣鏡と一致したと発表された[8]。これを魏志倭人伝に記載されている、魏皇帝から卑弥呼へ下賜された銅鏡100枚のうちの一つであるとする説も出現した。

遺跡の性格と年代

箸墓古墳西殿塚古墳、外山茶臼山古墳、メスリ山古墳行燈山古墳渋谷向山古墳はいずれも3世紀中葉から4世紀中頃までの大王墓であると考えられ、3代目にあたる本古墳は3世紀末葉の年代が考えられる[9]

文化財

国の史跡

  • 桜井茶臼山古墳 - 昭和48年3月27日に指定、昭和56年3月31日・平成16年9月30日・平成28年10月3日に史跡範囲の追加指定[10][11]

ギャラリー

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 画像中で前方部の隣接建物は現在ではない
  2. ^ 古墳大きさランキング(日本全国版)(堺市ホームページ、2018年5月13日更新版)。
  3. ^ 桜井茶臼山古墳範囲確認発掘調査 記者発表・現地説明会資料(2003年3月24日) [1]
  4. ^ 天理大学トピックス−民俗学研究室の遺跡探査チームレーダー探査-新たな発見続々と!(天理大学、2007年07月17日)
  5. ^ 大王の石室、朱一色 奈良・桜井茶臼山古墳、中国新聞2009年10月22日閲覧
  6. ^ 【桜井茶臼山古墳】石室囲む「玉垣跡」発見、全国で初、産経新聞2009年6月12日閲覧
  7. ^ 京都府椿井大塚山古墳・群馬県天神山古墳・岐阜県東天神7号墳出土の鏡と同型のものが含まれている。
  8. ^ 奈良新聞 国内最多銅鏡81枚-卑弥呼と関係か。
  9. ^ 白石(2018)p.115
  10. ^ 桜井茶臼山古墳 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  11. ^ 平成28年10月3日文部科学省告示第145号。

外部リンク

  • 桜井茶臼山古墳 - 国指定文化財等データベース(文化庁
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