横手市増田まんが美術館(よこてしますだまんがびじゅつかん)は、秋田県横手市増田町にある美術館。増田町出身の漫画家である矢口高雄の偉業を記念し、1995年(平成7年)10月に日本で初めて「まんが」をテーマにした美術館として開館した。
横手市増田まんが美術館 | |
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施設情報 | |
開館 | 1995年(平成7年)10月 |
所在地 | 〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字新町285番地 |
位置 | 北緯39度12分16.8秒 東経140度33分1.7秒 / 北緯39.204667度 東経140.550472度座標: 北緯39度12分16.8秒 東経140度33分1.7秒 / 北緯39.204667度 東経140.550472度 |
アクセス | (#アクセス参照) |
最寄駅 | 奥羽本線 十文字駅 |
最寄バス停 | 増田蔵の駅バス停 |
最寄IC | E13 湯沢横手道路 十文字IC |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
プロジェクト:GLAM |
沿革
当初は『矢口高雄記念館』にする計画があったが、「名前を付けると私が終わると終わりますから」という本人の理由から自身が亡くなった後のことを考慮して現在の館名に決定した。1995年10月に公民館、図書館、郷土資料館を併設する複合施設「増田ふれあいプラザ」内に開館した。なお、リニューアル後は複合施設の一部ではなく、独立した施設となった。
矢口の全作品を年代を追って紹介し単行本や原画を展示しているほか、国内外の著名な漫画家たちの協力も得て原画などを常設展示している。館内では漫画の単行本や雑誌も閲覧できることから、「みんなのまんが美術館」として運営されている。[1]
2005年10月1日、市町村合併のため名称が「増田まんが美術館」から「横手市増田まんが美術館」に改称されている[2]。
また特別企画展として著名な漫画家の原画の展示を行うとともに、漫画家によるトークイベントやサイン会などを数多く開催している[2]
2017年4月1日から2019年4月30日までリニューアル工事のため休館し、2019年5月1日にグランドオープンした。リニューアル後は複合施設ではなくまんが美術館単独施設として生まれ変わり、矢口高雄が名誉館長に就任した[2]。
2020年5月1日、文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律(文化観光推進法)に基づき、観光庁大臣認定を受けた。
2020年11月の矢口の死去以降、名誉館長不在の状態が続いたが、2021年4月より高橋よしひろが新名誉館長に就任することが発表された。高橋は2017年に自身の漫画原画を同美術館に預け、原画保存の取り組みに理解を示し、協力していた[3]。
利用情報
- 所在地
- 開館時間
- 午前10時~午後6時(最終入館:午後5時30分)[4]
- 休館日
- 第3火曜日(祝日の場合は翌日)[4]
- 入館料
- 常設展は無料(特別企画展は有料)[4]
アクセス
備考
横手市増田まんが美術館内には漫画の原画保存に関する相談窓口「マンガ原画アーカイブセンター」の事務所もあったが、2022年10月に佐藤養助漆蔵資料館(横手市増田町)に移転した[5]。
出典
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 横手市増田まんが美術館 - 横手市
- 一般社団法人 増田町観光協会
- 高橋よしひろ×宮下あきら、青春時代を語る。横手市増田まんが美術館リニューアル記念イベントレポート - マンバ通信 - マンバ