国防色(こくぼうしょく)は、軍装色のひとつで、青みを帯びた(あるいは、緑がかった)茶褐色。1934年(昭和9年)[1]6月に、陸軍省が大日本帝国陸軍の軍服の従来の指定色名「帯青茶褐色」を新たに命名する形で発表し、一般にも国民服などの形で広く用いられた。
| |
16進表記 | #7b6c3e |
---|---|
RGB | (123, 108, 62) |
CMYK | (0, 20, 70, 60) |
HSV | (45°, 49%, 48%) |
(出典) | 小学館『デジタル大辞泉』に基づく[1] |
もっとも日本陸軍の軍服はその生産時期や階級、用途(夏衣と冬衣の別など)によって異なる素材の織布が用いられたため、厳密な色調の統一はみていない。 なお日本海軍の(第三種軍装)に用いられた「褐青色」あるいは「青褐色」は、より青味が強く、国防色とは異なる色である。また資料によってはカーキ色と同一視される[1]こともあるが、現代日本において「カーキ色」と呼ばれる色のバリエーションは広く、一概に異なるとも同一ともいえない。