喉輪(のどわ)は、相撲の取り組みにおいて使用される技術である。
概要
相手の喉に手を筈(親指と他4本の指をY字型に開いて相手の体にあてがうこと)にして押し当て、相手の動きを封じる技。その状態から突っ張りなどの別の技へ移行したり、喉輪の状態のまま押し出したりする。もう一方の手はおっつけるのが基本。相撲は常に顎を締めていかなければならないが、その顎を下から押し上げるので、相手の重心が浮いてしまう効果がある[1]。
他の競技での応用
格闘技でも相手の動きを止める目的で使用される場合があるが、指を使用しての喉への攻撃は、ルールで禁止されていることが多い。
プロレスにおいては喉輪の状態から移行する技が複数ある。特に投げ技系に多く、「喉輪落とし(チョーク・スラム)」が代表的で大相撲出身の田上明などが得意技としている。玉鷲一朗の代名詞ともされる[2]。
参考文献
- 金指基著 『相撲大事典』2002年