味全ドラゴンズ

味全ドラゴンズ（みぜんドラゴンズ^{[注 1]}、ウェイチュアン・ドラゴンズ、繁体字中国語: 味全龍）は、台湾・中華職業棒球大聯盟に所属しているプロ野球チームである。

味全ドラゴンズ
Wei Chuan Dragons
会社名	共享棒球股份有限公司
創設	1979年
ユニフォーム色
紅
所属リーグ
中華職業棒球大聯盟
歴代チーム名
味全棒球隊 (1979 - 1989) 味全ドラゴンズ (1990 - 1999、2019 - )
本拠地
（-1999）：(台北市立棒球場)（中国語版） （2020 - ）：台北市立天母棒球場 （2022年7月- ）：新竹市立棒球場
台北市、新竹市
永久欠番
(85)
獲得タイトル
リーグ年間優勝（4回）
1990年、1997年、1998年、1999年
リーグ優勝（4回）
1990年後期、1991年前期、1996年後期、1997年後期
成績（タイトル以外）
球団組織
オーナー	丁仲緯
運営母体	共享棒球股份有限公司
監督	葉君璋
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味全ドラゴンズ
各種表記
繁体字：	味全龍
簡体字：	味全龙
拼音：	Wèi quán lóng
通用拼音：	Wèi cyuán lóng
注音符号：	ㄨㄟˋ ㄑㄩㄢˊ ㄌㄨㄥˊ
発音：	ウェイチュアンロン
台湾語白話字：	Bī-choân-liông
英文：	Wei Chuan Dragons
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YouTube
チャンネル	味全龍官方頻道
活動期間	2019年8月6日 -
ジャンル	野球
登録者数	約2230人
総再生回数	178,485回
チャンネル登録者数・総再生回数は 000000002020-09-13-00002020年9月13日時点。
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概要

中華職業棒球大聯盟の初年度にあたる1990年のチャンピオンチームでもある。

1997年から1999年まで3年連続で優勝を果たすが、1999年台湾プロ野球界で蔓延してる八百長事件の影響で、当時のオーナー(魏應行)が解散を宣言。その直後ファンが猛反発、球団に存続を訴えたり署名活動が行われるなどの騒動に発展、12月12日中正紀念堂正門にて抗議運動「棒球迷大遊行」が行われた。さらに行政院や立法院に政府にプロ野球の救済を求めた。しかし魏應行オーナーはファンに一切耳を向けず、その翌日解散を強行した。

再加入

2019年1月、かつてのオーナー企業だった頂新国際集団が2021年シーズンからのリーグ参加を目標にCPBLへの申請を表明した^[2]。新本拠地については新球場の構想がある新竹市、雲林県立斗六野球場のある斗六市、澄清湖棒球場のある高雄市^[3]、KANOの聖地である嘉義市などが候補に挙がっている^[4]。

その後、GMを務めることになった台湾のIT実業家呉徳威（繁体字中国語: 吳德威）は同球団OBの葉君璋を監督、(黄煚隆)（中国語版）を守備コーチ、張泰山を打撃コーチに据える人事を発表した^[5]。

5月13日、CPBLの審査を通過し、20年振りのリーグ参入が正式に決定^[6]。2020年から2軍に、2021年から1軍に参入することとなった^[7]。

6月、2軍の本拠地を斗六市に決定した^[8]。7月に選手兼任コーチとして元福岡ソフトバンクホークスでメジャーリーグ経験のある川﨑宗則の加入を発表した^[9]。

11月4日、1軍の本拠地を新竹市に決定。ただし新竹市立中正野球場跡地に建設される新スタジアムの「新竹市立棒球場」の完成予定は2021年秋とされ、それまでは高雄市または台北市の球場使用を申請している^[10]。新スタジアムは2022年3月完工予定となり、主催試合開催は同年7月となっている^[11]。

永久欠番

• 85 (徐生明)（2021年10月16日 - ）

在籍選手

首脳陣

一軍

背番号	名前	役職
27	葉君璋	監督
54	(林瑋恩)	ヘッドコーチ
66	張建銘	ヘッドコーチ
91	(郭勝安)	投手コーチ
49	張泰山	打撃コーチ
76	(劉榮華)	内野守備コーチ
86	(張志偉)	内野守備コーチ
8	(黄煚隆)	外野守備コーチ
32	(王膺鵬)	捕手コーチ補佐
92	(黄亦志)	ブルペンコーチ
97	(邱世杰)	トレーニングコーチ

二軍

背番号	名前	役職
12	張家浩	監督
79	(林宗男)	ヘッドコーチ
30	(ゲーリー・サーマン)	総合コーチ 登録名「塞曼」
88	(マイク・ガルシア)	投手総合コーチ 登録名「賈西」
89	蕭一傑	投手コーチ
70	高須洋介	打撃兼内野守備コーチ
62	(呉宗峻)	打撃兼外野守備コーチ
75	(鄭皓達)	捕手コーチ補佐
19	羅嘉仁	リハビリコーチ補佐
94	(彭立堯)	トレーニングコーチ
80	(王昊)	トレーニングコーチ補佐

投手

背番号	選手名	投	打	備考
00	(羅國華)	右	右
0	(李超)	右	右	育成選手から支配下登録 108から背番号変更
7	(森榮鵬)	右	右
11	廖任磊	右	右
14	(劉宇鈞)	右	右
15	(劉昱言)	左	左
16	王維中	左	左
17	(郭郁政)	右	右
18	徐若熙	右	右
20	(呉俊杰)	右	右
26	(蔡明憲)	右	右
29	(莊玉彬)	右	右
37	ドリュー・ギャグノン	右	右	登録名「鋼龍」
39	(呂偉晟)	右	右
40	(呂詠臻)	右	右
41	(鄭亦軒)	右	右	2022年ドラフト5位 105から背番号変更
42	(趙璟榮)	右	左
43	ジェイク・ブリガム	右	右	登録名「布里悍」
45	(楊鈺翔)	右	右
47	(藍翊誠)	左	左	2022年ドラフト7位
48	(林逸達)	右	右
51	(ティム・メルビル)	右	右	CPBL復帰 登録名「猛威爾」
52	(ブライアン・ウッドール)	右	右	登録名「伍鐸」
55	(許元泰)	右	右	2022年ドラフト6位 107から背番号変更
56	(黄東淯)	右	右
59	(陳冠偉)	右	右
65	(呉秉恩)	右	右
67	(曹祐齊)	右	右
68	(羅華韋)	左	左
71	(林子昱)	右	右
74	(張鈞守)	右	右
78	(呉君奕)	右	左	2022年ドラフト3位 103から背番号変更
87	(劉家愷)	左	左
90	(王玉譜)	左	左
95	王躍霖	右	右	富邦から移籍
99	(林凱威)	右	右	2022年ドラフト1位
110	(林鋅杰)	右	右	育成選手
999	(李承風)	右	右	育成選手

捕手

背番号	選手名	投	打	備考
4	吉力吉撈・鞏冠	右	右
9	(林辰勲)	右	右
22	(全浩瑋)	右	右
36	(李展毅)	右	右
60	(劉時豪)	右	左
63	(蔣少宏)	右	右
98	(魏全)	右	右

内野手

背番号	選手名	投	打	備考
3	(瑪仕革斯・俄霸律尼)	左	左	「歐晉」から登録名変更
6	(張皓緯)	右	右
10	(黄柏豪)	右	左
13	(呉睿勝)	右	左
21	(林凱威)	右	左
25	(張政禹)	右	左
31	林智勝	右	右
33	(曾傳昇)	右	左
35	(王順和)	右	右
44	(陳思仲)	右	右
46	(劉基鴻)	右	右
57	(拿莫・伊漾)	右	右
61	(呉東融)	右	右
64	(林威延)	右	右
72	(石翔宇)	右	右
73	(林子宸)	右	右	2022年ドラフト4位 104から背番号変更

外野手

背番号	選手名	投	打	備考
1	(林孝程)	右	左
2	(郭天信)	右	左
5	(高孝儀)	右	右	富邦から移籍
34	(張祐銘)	右	左
50	(邱辰)	左	右
58	(曾陶鎔)	右	右
69	(董秉軒)	右	左
81	(張祐嘉)	左	左	育成選手
82	(冉承霖)	右	左	2022年ドラフト2位 102から背番号変更
93	(陳品捷)	右	左

^[12]

日本プロ野球に在籍したことのある主な選手・コーチ

監督・コーチ

• 蕭一傑
• 田宮謙次郎
• 小林正之
• 中村典夫
• 成田幸洋
• 寺岡孝
• 川﨑宗則
• 高須洋介
• エリアン・エレラ（拉米瑞茲）
• カルロス・ポンセ（龐塞）
• フィル・クラーク（克拉克）

選手

• 呂明賜
• 廖任磊
• 林羿豪
• 呂彦青（練習生）
• 大順将弘
• 小川宗直
• 鈴木俊雄
• 川﨑宗則
• 歳内宏明
• 田澤純一（NPB経験なし）
• (武田慎一郎)（練習生、NPB経験なし）
• ドウェイン・ヘンリー（漢銳）
• エディソン・バリオス（巴里歐茲）
• ジェイク・ブリガム（布里悍）
• ロニー・ロドリゲス（龍徳力）

その他在籍していた主な選手・コーチ

監督・コーチ

• 葉君璋
• 張泰山
• 張家浩

選手

• (陽介仁)（(陽岱鋼)の叔父、CPBL初のノーヒットノーラン達成者）
• 葉君璋
• 張泰山
• 羅嘉仁
• 徐若熙
• 王維中
• 林智勝
• 吉力吉撈・鞏冠
• 王躍霖
• 胡智為 (練習生)
• ジョー・ストロング (史東)
• ドリュー・ギャグノン (鋼龍)
• ブライアン・グッドウィン (谷徳温)

脚注

[脚注の使い方]

注釈

1. ^ 中華民国中央放送局等で日本語読みがなされている^[1]。

出典

1. ^ “スポーツオンライン - 2019-05-18　台湾プロ野球、待望の第5の球団が誕生（5分30秒～）”. 台湾国際放送. (2019年5月18日). https://jp.rti.org.tw/radio/programMessagePlayer/programId/381/id/57706 
2. ^ “味全ドラゴンズ復活へ、21年シーズンにも参戦”. NNA ASIA. (2019年1月23日). https://www.nna.jp/news/show/1860547 
3. ^ “【味全龍大復活】味全龍落腳何處　三縣市被點名”. 鏡週刊. (2019年1月15日). https://www.mirrormedia.mg/story/20190115inv016/ 
4. ^ “黃敏惠 邀味全龍主場來嘉”. 聯合報. (2019年4月10日). https://udn.com/news/story/11322/3748819 
5. ^ “龍魂不滅！　葉君璋張泰山黃煚隆出任味全龍教練”. TVBS. (2019年4月17日). https://news.tvbs.com.tw/life/1117088 
6. ^ “味全ドラゴンズの復活、プロ野球団体が承認”. NNA ASIA. (2019年5月15日). https://www.nna.jp/news/show/1902449 
7. ^ “味全ドラゴンズ、雲林・斗六でキャンプイン 2軍リーグから参戦へ／台湾”. 中央社 フォーカス台湾. (2020年2月5日). http://japan.cna.com.tw/news/aart/202002050007.aspx 
8. ^ “味全龍正式復活！訓練基地落腳雲林斗六球場”. 三立新聞網 (2019年6月24日). 2019年7月1日閲覧。
9. ^ “川崎氏、台湾でコーチ就任会見=「選手兼任」”. NNA ASIA. (2019年7月15日). https://www.nna.jp/news/show/1926447 2019年7月15日閲覧。 
10. ^ “味全ドラゴンズ、新竹市にホームスタジアム”. NNA ASIA. (2019年11月5日). https://www.nna.jp/news/show/1969708 2019年11月11日閲覧。 
11. ^ “斥資12億 新竹棒球場工程進度98%”. 自由時報. (2022年3月2日). https://news.ltn.com.tw/news/life/paper/1503416 
12. ^ http://twbsball.dils.tku.edu.tw/wiki/index.php/味全龍隊

外部リンク

• 味全龍隊 (WC.DragonBaseball) - Facebook （繁体字中国語）
• 味全ドラゴンズ公式サイト
• 味全ドラゴンズ公式オンラインショップ