呉 政隆（ご せいりゅう、1964年11月6日 - ）は、中華人民共和国の官僚、政治家。江蘇省高淳県出身。現職は国務委員兼国務院秘書長。中国共産党江蘇省委員会書記などを歴任。
経歴
1964年11月、江蘇省高淳県で生まれる。1984年8月に太原機械学院（現在の中北大学）を卒業後、同年、(兵器工業部)に入局。その後(機械工業部)に入ります。以後、機械工業部弁公庁部長弁公室秘書、副処級秘書、正処級秘書、国家発展計画委員会弁公庁処級秘書を歴任した。
1999年12月には重慶市人民政府弁公庁副主任に転任する。2002年12月、重慶市万州区人民政府副区長、区長代行に就任。2007年2月、万州区党委書記に昇格[1]。同年5月、重慶市党委員会常務委員を兼務。2008年、(第11期全国全国人民代表大会代表)に選出される。2012年、中国共産党第十八回全国代表大会で党中央候補委員に選出される。2013年5月、重慶市党委員会常務委員兼秘書長に就任。
2014年9月30日、(陳川平)の後任として、山西省党委員会常務委員兼太原市党委書記に任命された。太原市党委書記前任者の陳川平は2014年8月に汚職腐敗の廉で摘発された。
2016年10月12日、党務に転じて江蘇省に赴任し、江蘇省党委專職副書記、南京市党委書記、南京江北新区党工委書記に就任した。2017年5月31日、江蘇省12期人民代表大会常務委員会第30回会議は53歳の呉政隆を江蘇省副省長、省長代行に任命することを決定した[2]。前任の石泰峰は寧夏回族自治区党委書記を転任した[2]。江蘇省第12期人民代表大会第6回で7月29日、省長代行の呉政隆が省長に選出された[3]。2017年10月24日、中国共産党第十九回全国代表大会で党中央委員に選出される。2021年10月19日、中国共産党江蘇省委員会書記に昇格[4]。
2023年3月に開かれた第14期全人代第1回会議で、国務委員に選出[5]。国務院総理李強の使命を受け、国務院秘書長を兼務[6]。
出典
- ^ “徐海栄兼任重慶市万州区委書記 呉政隆不再兼任” (中国語). 中国経済網. (2013年11月20日) 2020年4月5日閲覧。
- ^ a b 王暁映 (2017年5月31日). “江蘇省委副書記、南京市委書記呉政隆任副省長、代理省長” (中国語). 澎湃新聞 2020年4月5日閲覧。
- ^ 徐亦嘉 (2017年7月29日). “呉政隆当選江蘇省人民政府省長” (中国語). 澎湃新聞 2020年4月5日閲覧。
- ^ 賈楠 (2021年10月19日). “黒龍江等5省区党委主要負責同志職務調整” (中国語). 新浪 2021年10月19日閲覧。
- ^ “新华社快讯：大会经投票表决，决定李尚福、王小洪、吴政隆、谌贻琴、秦刚为国务委员-新华网”. www.news.cn. 2023年4月6日閲覧。
- ^ “根据宪法，国务院总理李强提名国务院秘书长、各部部长、各委员会主任、中国人民银行行长、审计署审计长人选- 四川省人民政府网站”. www.sc.gov.cn. 2023年4月6日閲覧。
| 官職 | ||
|---|---|---|
| 先代 (張元鑄) | 重慶市万州区人民政府区長 2002年12月－2007年1月 | 次代 (李世奎) |
| 先代 石泰峰 | 江蘇省人民政府省長 2017年5月－2021年10月 | 次代 許昆林 |
| 党職 | ||
| 先代 (馬正其) | 中国共産党重慶市万州区委員会書記 2007年2月－2013年11月 | 次代 (徐海栄) |
| 先代 (翁傑明) | 中国共産党重慶市委員会秘書長 2013年5月－2014年8月 | 次代 (張鳴) |
| 先代 (陳川平) | 中国共産党太原市委員会書記 2014年9月－2016年10月 | 次代 王偉中 |
| 先代 黄莉新 | 中国共産党南京市委員会書記 2016年10月－2017年5月 | 次代 (張敬華) |
| 先代 石泰峰 | 中国共産党江蘇省委員会専職副書記 2016年10月－2017年5月 | 次代 (黄莉新) |
| 先代 (婁勤倹) | 中国共産党江蘇省委員会書記 2021年10月－2022年12月 | 次代 信長星 |