向井 爽也（むかい そうや、1931年 - 2005年2月5日）は、日本の演劇評論家、TBSディレクター[1]。洋画家向井潤吉の長男[1]。
経歴
1931年（昭和6年）東京生まれ[2]。麻布高校、早稲田大学仏文科・政治科、早稲田大学大学院演劇科を卒業[2]。TBSテレビで番組制作に携わりながら、演劇評論を執筆[1]。1963年（昭和38年）に浅草で劇団を立ち上げていた萩本欽一を誘い、初めてテレビに出演させた[3]。芸術祭、芸術選奨の審査員を歴任[2]、また1973年（昭和48年）に創部された東京大学レスリング部の初代監督を務めた[4]。1991年（平成3年）以降はTBSを退社してフリーとなる[2]。他に、榎本健一を中心とする「東京喜劇研究会」の代表を務めた[1]。2005年（平成17年）に肺がんで死去[1]。
演出作品
- 「虹の国から」1960-1961年
- 「若いやつ」1962年
- 「ジンタカ・パンチ!」1966年
※出典：テレビドラマデータベース[5]
著書
- 『日本の大衆演劇』東峰出版、1962年、(全国書誌番号):(63000620)
- 『にっぽん民衆演劇史』日本放送出版協会、1977年、(全国書誌番号):(77027690)
- 『喜劇人哀楽帖』文化出版局、1978年、(全国書誌番号):(79003189)
- 『喜劇が好きなあなたへ』演劇出版社、1996年、ISBN (4-900256-54-4)
脚注
- ^ a b c d e “向井爽也氏死去／演劇評論家、元ＴＢＳディレクター”. 四国新聞社 (2005年2月5日). 2022年9月30日閲覧。
- ^ a b c d 向井爽也『喜劇が好きなあなたへ』演劇出版社、1996年、カバーそで・著者略歴より
- ^ 萩本欽一『なんでそーなるの！ - 萩本欽一自伝』日本文芸社、2007年、pp.122-123
- ^ “【特集】東日本学生新人選手権Ｂグループの風景（上）…東京大学”. 日本レスリング協会公式サイト (2013年6月24日). 2021年2月26日閲覧。
- ^ “向井 爽也 - テレビドラマ人名録”. テレビドラマデータベース. 2021年2月21日閲覧。