古河 和一郎（ふるかわ わいちろう[1]、1887年（明治20年）6月18日[2] - 1945年（昭和20年）7月9日[1][3]）は、日本の計理士[4][5][6]、政治家。衆議院議員（兵庫県第四区選出、当選2回）[1]。
古河和一郎
経歴
1887年、兵庫県神崎郡田原村[4]（現福崎町）、あるいは飾東郡姫路（現姫路市）[7]生まれ。古河弥太郎の長男[8]。1902年、家督を相続する[8]。関西大学専門部法律科で学び[3]、中退した[5]。
税務署に務めた後、一ノ宮商業銀行大阪支店長に就任する[3]。同銀行退職後は、大阪北浜で株仲買店を経営する[3]。1927年、計理士を開業し[7]、計理士会理事[9]、大阪市、大阪府各計理士会長を務める[3]。その他、日本連管工業社理事長を務めた[3][7][9]。
1928年の第16回衆議院議員総選挙から1932年の第18回総選挙まで兵庫県第4区から立候補し続けたが落選続きで[10]、1936年の第19回総選挙で立憲政友会公認で立候補して初当選した[3]。
しかし、翌1937年の第20回総選挙で落選した。1942年の第21回総選挙では非推薦で当選した[3]。翼賛政治会政調逓信、商工兼務委員を務めた[9]。在職中の1945年に姫路市の自宅近くで戦災死した[11]。
政策・主張
政見綱領
人物
住所は兵庫県姫路市五軒邸[8]。宗教は真宗[6][8]。趣味は盆栽[6]、刀剣、仏像で[8]、書画骨董に対する趣味が深い[12]。
性温友情に厚く、共存共栄の主論者として知られる[12]。
家族・親族
- 古河家
脚注
- ^ a b c 『議会制度七十年史 第11』437頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2021年9月26日閲覧。
- ^ 衆議院『第八十回帝国議会衆議院議員名簿』〈衆議院公報附録〉、1942年、7頁。
- ^ a b c d e f g h 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』563頁。
- ^ a b 『衆議院議員略歴 第1回乃至第19回』303頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2021年9月26日閲覧。
- ^ a b 『翼賛選挙大観』103頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2018年9月8日閲覧。
- ^ a b c d 『人事興信録 第12版 下』フ108頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2018年9月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 『粛正選挙代議士名鑑』161頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2018年9月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 『人事興信録 第14版 下』フ98頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年7月10日閲覧。
- ^ a b c 『翼賛議員銘鑑』352頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2018年9月9日閲覧。
- ^ 『衆議院名鑑 第1回・1890年～第34回・1976年総選挙』85、94、102頁。
- ^ 『朝日新聞』1945年7月14日、東京朝刊、2頁。
- ^ a b 『昭和公論創刊拾周年記念号 第1輯』164-165頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年7月10日閲覧。
- ^ 古河太郎先生 追悼のことば。
参考文献
- 昭和公論社編『昭和公論創刊拾周年記念号 第1輯』昭和公論印刷部、1935年。
- 『粛正選挙代議士名鑑』選挙粛正中央会編纂部、1936年。
- 衆議院事務局編『衆議院議員略歴 第1回乃至第19回』衆議院事務局、1936年。
- 人事興信所編『人事興信録 第12版 下』人事興信所、1940年。
- 『翼賛選挙大観』朝日新聞社、1942年。
- 人事興信所編『人事興信録 第14版 下』人事興信所、1943年。
- 『翼賛議員銘鑑』議会新聞社、1943年。
- 衆議院、参議院編『議会制度七十年史 第11』大蔵省印刷局、1962年。
- 日本国政調査会編『衆議院名鑑 第1回・1890年～第34回・1976年総選挙』国政出版室、1977年。
- 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。