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『古今調』(こきんちょう)は、主に古今和歌集にみられる特徴的な歌風。
概要
三句切れが多い。それまでの五七調から七五調に移り、掛詞や縁語が多用され、枕詞の発達や擬人法も多くみられるようになり、思いついたことと表現を調和させる動きが進んでいる。 そのような特徴からは、技巧的で優美繊細かつ理知的な要素が読み取れる。万葉調にみられる男性的な歌調を表す言葉である「(ますらおぶり)」に対して、「(たおやめぶり)」とも呼ばれる。 近世に至るまで歌壇の主流となり、現代にも数多くの歌人がいる。
脚注
参考文献
- ブリタニカ国際大百科事典『古今調』
- 大修館書店出版 古語林 古典文学事典