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『反社会学講座』(はんしゃかいがくこうざ)は、イースト・プレスより2004年に出版された、パオロ・マッツァリーノの著書である。
現在の社会学は社会学者が私憤のはけ口として、また彼らの都合のよい稼ぎ口として使われていること、そして、社会学を利用したセンセーショナルな報道の多くは理由なく社会不安をあおるものである、ということを主題とし、それら現在の社会学をパロディーとすることで批判した書である。もともとはインターネット上に発表されているものであり、本書はそれに加筆修正を加えている。
2005年には続編の『反社会学の不埒な研究報告』が出版された。
パオロ・マッツァリーノの著書
- 『反社会学講座』 イースト・プレス 2004年 (ISBN 4-87257-460-5)
- 『反社会学の不埒な研究報告』 二見書房 2005年 (ISBN 4-576-05171-7)
- 『つっこみ力』 筑摩書房(ちくま新書) 2007年 (ISBN 978-4-480-06347-2)
- 『コドモダマシ -ほろ苦教育劇場-』春秋社 2008年 (ISBN 978-4-393-37325-5)
- 『日本列島プチ改造論』大和書房 2009年 (ISBN 4479391851)
- 角川文庫版 2012年 (ISBN 978-4-041-00564-4)
- 『13歳からの反社会学』角川書店 2010年 (ISBN 978-4-04-885075-9)
- 角川文庫版 2013年 (ISBN 978-4041010945)
- 『パオロ・マッツァリーノの日本史漫談』二見書房 2011年 (ISBN 978-4-576-11130-8)
- 『怒る!日本文化論』技術評論社 2012年 (ISBN 978-4-77415385-8)
- 文庫化『日本人のための怒りかた講座』2016年
- 『ザ・世のなか力 そのうち身になる読書案内』春秋社 2013年 (ISBN 978-4-393-49914-6)
- 文庫化『世間を渡る読書術』2017年
- 『偽善のすすめ』河出書房新社 2014年 (ISBN 978-4-309616834)
- 文庫化『偽善のトリセツ』
- 『「昔はよかった」病』新潮社(新潮新書) 2015年 (ISBN 978-4-10-610626-2)
- 『エラい人にはウソがある 論語好きの孔子知らず』さくら舎、2015年
- 『みんなの道徳解体新書』ちくまプリマー新書 2016年 (ISBN 978-4-480-68969-6)
- 『会社苦いかしょっぱいか 社長と社員の日本文化史』春秋社、2017年
- 改題『サラリーマン生態100年史 ニッポンの社長、社員、職場』角川新書、2020年
- 『歴史の「普通」ってなんですか?』ベスト新書、2018年
- 『思考の憑きもの 論より実践のクリティカルシンキング』二見書房、2021年
外部リンク
- スタンダード反社会学講座 - パオロ・マッツァリーノのサイト。現在は下記の反社会学講座に移行、このサイトは「過去の研究の保管庫」として存在する。
- 反社会学講座ブログ - パオロ・マッツァリーノのブログ。上述の通り現在こちらで運営中。
- パオロ・マッツァリーノ (@paolomazzarino) - Twitter