北浜 NEXU BUILD(きたはまネクスビルディング)は、大阪府大阪市中央区北浜東4丁目にある超高層ビルである。旧名称、大阪大林ビルディング。
北浜 NEXU BUILD | |
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施設情報 | |
所在地 | |
座標 | 北緯34度41分23.6秒 東経135度30分40.2秒 / 北緯34.689889度 東経135.511167度座標: 北緯34度41分23.6秒 東経135度30分40.2秒 / 北緯34.689889度 東経135.511167度 |
状態 | 完成 |
着工 | 1971年1月23日 |
建設期間 | 2年間 |
竣工 | 1973年1月25日 |
用途 | オフィス |
地上高 | |
高さ | 120m[1] |
各種諸元 | |
階数 | 地下3階、地上30階、塔屋2階 |
敷地面積 | 4,995 m² [1] |
建築面積 | 1,367 m² [1] |
延床面積 | 50,292 m² [1] |
構造形式 | 地上-鉄骨構造、地下-鉄骨鉄筋コンクリート構造[1] |
エレベーター数 | 高層用・低層用各4基(ダブルデッキ式)、人荷用1基[2] |
駐車台数 | 117台[2] |
関連企業 | |
設計 | 大林組 |
施工 | 大林組 |
デベロッパー | (大林不動産) |
歴史
天神橋南詰の大阪市東区京橋3丁目(当時の町名。現在の中央区北浜東4丁目)に、1971年1月23日に大林組80周年事業として着工。2年の工期ののち、1973年1月25日に大阪大林ビルディングが完成した。高さは120mで、西日本初の超高層ビルであった[1]。大林組大阪本店として使用してきたが、2013年5月に中之島のダイビル本館に移転[3]。2014年1月には、建物名称が北浜 NEXU BUILDに変更された[4]。
建築
黒い外観が特徴で、シカゴのシアーズ・タワーに似ていると建設当初から話題になった。関西で初めてとなる(ダブルデッキエレベーター)も採用された。各フロアはエレベーターホールを挟んで南北対称の配置となっている。設計は、大林組の若手設計士藤縄正俊が中心となって行われた[5]。藤縄は、のちに同社の常務取締役に就任している[6]。竣工当初は(大阪で最も高いビル)であったが、竣工翌月の1973年2月19日には高さ125mの大阪国際ビルディングが竣工しており、その期間はわずかであった[7]。1974年には、日本建設業連合会主催の第15回BCS賞を受賞した[8]。
脚注
- ^ a b c d e f “大林組百年史9 大阪大林ビルの竣工”. 大林組. 2017年8月27日閲覧。
- ^ a b c “北浜 NEXU BUILD”. (関電プロパティーズ). 2017年8月27日閲覧。
- ^ 『大阪本店 移転のお知らせ』(プレスリリース)大林組、2013年4月25日2017年8月27日閲覧。 。
- ^ 『大阪大林ビルディングのビル名変更のお知らせ』(プレスリリース)関電プロパティーズ、2014年1月6日2017年8月27日閲覧。 。
- ^ “【オーサカ建築1】西日本初の超高層「旧大阪大林ビル」”. 建設通信新聞公式記事ブログ (2016年9月29日). 2017年8月27日閲覧。
- ^ “中央建築士審査会委員の任命について”. 国土交通省住宅局建築指導課 (2007年6月28日). 2017年8月27日閲覧。
- ^ “時代の刻印―ユニチカの軌跡―”. ユニチカ. 2017年8月27日閲覧。
- ^ “第15回BCS賞受賞作品(1974年)大阪大林ビルディング”. 日本建設業連合会. 2017年8月24日閲覧。
関連項目
- ^ 設置当初は「MBSスカイサテライト」という愛称をつけていた。